葉田甲太 ブログ。

医師 NPOあおぞら代表 5万人の命を守るタンザニア病院建設まで。

僕たちは一体何のために働いているのだろう? 2018年2月11日

 

 

 

 

 

 

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開院式の後、現地の助産師さん向けに、カンボジアの新生児死亡のおおよそ四分の一を占めている新生児仮死に対応するための講習会が行われた。

 

 

 


生まれた時赤ちゃん10人のうち1人は、吸入や刺激、人工呼吸などの処置を要する。それに対応して頂くために、現地のプロトコールに合わせた研修を行う事となった。

 

 


受講者の方が、知識を得て理解して、行動を変えて頂いて、赤ちゃんの命を救うまでがゴールだ。

 

 

その達成のために、教育学にも精通した経験もある先生じゃないと、僕では全く太刀打ちできない。

 

 

 

日本の新生児蘇生法を長年教えている、小児科医の嶋岡先生にお世話になる事になった。

 

 

 

そもそもこの講義を作る事自体が、大変だった。

 

 


現地の方は、クメール語しか話せない。スライドを一旦英語にして、またその英語をクメール語にする翻訳作業、分かりやすい様に図面やイラストを作成する事、現地のプロトコールに合わせた新しい新生児蘇生法講習会をつくる必要があった事、何人もの医師や関係者に関わって頂き、ようやく、この講習会を行う事ができた。

 

 

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開院式を終え昼食を食べた後、新設された病院の一階部分で、即席のスクリーンにクメール語で書かれたパワーポインターが投影され、まず嶋岡先生から、生まれた赤ちゃんに対して、どの様な処置をするか、座学の授業があった。

 

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その後、バックマスク換気の練習、赤ちゃんが生まれてから蘇生までの流れを、シュミレーションを現地の助産師さんと共に、勉強した。

 

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当初は8名ほどを予想していたが、噂を聞きつけた近隣の助産師が当日飛び入り参加して、受講生は20名ほどに膨れ上がった。

 

 

 

既存のサンブールでは、蘇生の道具も壊れていて、10年を越える臨床の中で、助産師さん達はバックマスクによる人工呼吸の経験が一つもなかった。

 

 

 

 

嶋岡先生のおかげで、座学も、シュミレーションは多いに盛り上がり、皆真剣に学んで下さっている様に見えた。

 

 

 

 

 

すべてのプログラムを終え、夕方になった時、嶋岡先生の顔が少し引き締まり、講習会のクロージングをはじめた。

 

 

 

 

なぜ、新生児蘇生法を行うかという、質問が発端だったと思う。

 

 

 

その関連の中で、新生児蘇生法を辞めていい基準、つまり赤ちゃんが亡くなったと判断し医療的な処置を辞める基準を、現地の助産師さんに質問していた。

 

 

 

残念ながら、心臓マッサージや、人工呼吸をしても助からない赤ちゃんがいる。その辞めていい、科学的な基準はどこにあるか、ただそれを知っているか、問いたいのかとその時僕は感じた。

 

 

 

現地の助産師は、パラパラ手を挙げて、答えた。

 

 

「20分蘇生してダメだったら、諦めます」「人工呼吸が・・・「心拍数が・・・」などの答えがでたが、その答えを嶋岡先生は黙って聞いていた。

 

 

 

 

現地の助産師さんも、僕も意図が読めずに、困惑した。

 

 

 

嶋岡先生は、さらに聞いた。

 

 

 

「もし自分で生んだ赤ちゃんが20分蘇生法を行って、反応がないから辞めますと言われれたら、納得して同意しますか?」とも聞いていた。

 

 

 

 

 

 

現地の助産師さんからは、「いや、続けて欲しい。」「20分たって心臓が動いていないなら諦める」等の意見がでた。

 

 

 

 

嶋岡先生は、またそんな、やりとりをじっと聞きながら、最後に口を開いた。

 

 

 


「確かに、赤ちゃんを見送っていい基準は20分と一部決められています。でも、その20分の中で、最善の準備をして、最新の知識を持って、その赤ちゃんの蘇生にあたったなら、僕はその赤ちゃんの命を見送れるかもしれない。だけど、それができていないのに、赤ちゃんを見送る事には、僕は賛成できない」

 

 

 

と、優しい顔をしながら、現地の助産師さんに伝えていた。

 

 

 

そして、座学とは違うスライドを使いながら、説明を続けた。

 

 

 

 

 

大きな構造物が空高く伸びている一枚の写真に、how high is it?と書いてあった。

 

 

 

 

「でも、そう言ったところで、実際に赤ちゃんを救うという行為は、どれだけ難しいのか、どれだけわたし達の目標は、実際に高いのでしょうか。」

 

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次のスライドには、広大な荒野の写真に、how far is it?と書いてあった。

 

 

「でも、実際に、赤ちゃんを救うにあたって、私たち医療者が身につけなくちゃいけない知識はどれだけ広いのでしょうか。」

 

 

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カンボジア人も、後輩医師二人も、僕も真剣な顔をして聞いていた。

 

 

次のスライドには、子供がイライラして、頭を掻きむしっている写真と共に
We are lost sometimes, conflict and drop of motivationと英語で文字が書いてあった。

 

 

 

「そんな高い目標や、最善の知識や最高の技術を身に付けるのは、もちろん大変でしょう。全力を尽くしても、結果がでず、ご家族に厳しい言葉を投げかけられる辛い瞬間もあるでしょう。私たちは、時々なぜかよく良くわからなくなって、モチベーションが下がりそうになる事も時々あるかもしれません。」

 

 

 


「そんな時は、どうか自分自身に聞いてみてください」

 

 

 

 

「What are you working for?(あなたは、何のために、働いているのか?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

最後のスライドでは、お母さんが赤ちゃんを抱きながら笑顔になっている写真が、うつしだされていた。そこには、This is what we are working forと書いてあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕たちが働いている意味は、僕たちが新しい技術や知識を身につけるのは、このお母さんと赤ちゃんや、家族の笑顔のためです。僕たちが働いているには、この笑顔のためです。もし、色々な困難な事があり、忘れそうになったら、どうか、この事を思い出してください。僕たちは、赤ちゃんやお母さんのために、技術や知識を身につけているんです。」

 

 

英語からクメール語に翻訳しながら講義をしていたにも関わらず、現地の助産師さんが、泣いている音がした。

 

 

 

 

最後に嶋岡先生が

 

 


赤ちゃんの命を救う事は、この国の未来を救う事です。だから、あなたたちの仕事は、この国の未来を救う仕事です。だから、僕はあなたたちの仕事を誇りに思います。一緒に続けて勉強して行きましょう。これからも赤ちゃんを救って下さい。」

 

 

 

 

と言って講義を終えられた。

講演の後、修了書を一枚一枚、現地の助産師さんにお渡しした。

 

 

 

ある助産師さんが、修了書を取りながら、一言言わせてくださいと話し始めた。

 

「遠いところからわざわざ教えに来てくれてありがとうございました。これから教えて頂いて技術や知識で、赤ちゃんの命を救おうと思います。」と泣きながら話してくれた。

 

 

その現地の助産師さんが、今までの辛い経験や、色々な事があって、泣いていたのかもしれない。

 

 

 

言語も経験も、プロトコールも違う中で、講演をしさらに、泣いている現地の医療者がいる。自分では絶対にできない講演だろうし、アンケートも併せると、その思いと技術が伝わった気もした

 

 

 

 

そして、嶋岡先生の

 

 

「あなたは何のために、はたらいているのか。」それは、自分自身にも問われている様な気がした。

 

 

 

 

そんな単純な事も、時々日々の忙しさで、実際は見えなくなる事があった。医学的な難しい方法論ばかり目について、それが目的化する事もあった。何のために働いているのか、何のために行動しているのか、「現実は・・・」「実際は・・・」「世の中は・・・」と何回も僕は言い訳をしたかもしれない。

 

 

 

でも、そんな難しい方法論の前に、僕たちはいつだって、患者さんの笑顔のために行動しているのだ。

 

 

 


そんな単純な事を、だけども本当は大切な事を、いつまでも覚えていたいと思った。

 

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 (写真の赤ちゃんは新生児蘇生法講習会に使用した人形です。)

【アンケート集計結果】
アンケート提出者 9名

A.参加者の背景
・何年、助産師として働いていますか
25,24,18,25,2,0.5,10,24,23(年)

平均16.83年

・出産にどの程度関わりますか
年に3-5回 1人、月に1度以上 6人、回答なし2人

B.講習
時間は適切か
短い 3人、適正 3人、長い 0人、回答なし 3人

内容は適切か
5,5,4,4,5,5,4,5,5
5点中 平均4.66点 中央値

C.スキルトレーニン
時間は適切か
短い 4人、適正 4人、長い 0人、回答なし 1人

内容は適切か
4,5,5,5,5,5,5,5,5
5点中 平均4.88点 中央値

D.シナリオトレーニン
時間は適切か
短い 4人、適正 5人、長い 0人

内容は適切か
5,5,5,4,5,4,5 回答なし2人
5点中 平均4.71点

E. 総合評価
講習参加前と講習参加後の自信度
講習参加前 2,2,2,3,2,2,3,3 平均 2.44
講習参加後 4,4,4,5,5,4,4,5 平均 4.44

平均2.00点の向上

・他の方に講習を推薦するか
5,4,4,4,5,4,4,5,5
5点中 平均4.4点

<コメント>
次のトレーニングを教えてもらいたい。
もっと実習の時間が欲しい。
看護師関係の新しい知識を教えてほしい。
新しい知識で赤ちゃんの健康を守りたい。

 

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カンボジアの僻地に病院を建設し8000人の命を守りたい。 2018年2月11日 

 

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建設のお手伝いをさせてもらったサンブール保健センターは、カンボジア北西部のバンティメェイチェンイ州に位置している。

 

 

前日に、世界遺産プレアビヒアから新設した保健センターの最寄りのホテルまでに移動した。

 

 

カンボジアに到着した際に、開院式スピーチを、国際NGOワールド・ビジョンさんから、依頼された。
これが中々思いつかない。

 

 

到着してから、考える時間はかなりあったはずだけれど、夕食をすませ、時刻が深夜0時を回っても、どうしてもスピーチの原稿が思いつかない。

 

 

 

一緒に考えてくれていた、めちゃくちゃ優しい近藤ですら、さすがにこんな直前にもなって、まだ完成してないのかといった感じで、若干不機嫌になっているほどで、申し訳なかった。

 

 

通訳のブティさんや近藤と、その後も夜通し考え、午前2時頃、もう自分の気持ちに素直になるしかないと覚悟を決めて、朝方4時頃になって、原稿のスピーチをなんとか完成させた。

 

 

 

二時間睡眠で、午前6時に起床し、ホテルの横にあった中華料理屋さんで、朝食のフォーをたべ、サンブール保健センターにバスで向かった。

 

 

 

1時間半ほどすると、老朽化した保健センターの横に新築の保健センターが立っていて、村人が150人ほど集まってくださっていた。

 

 

 

保健センターの前で、バスから降りると、病院スタッフ、国際NGOワールド・ビジョンのスタッフ、村人など何人にも握手を求められた。

 

 

 

その中に、前回訪問時に。生後28日目の赤ちゃんを亡くした、29歳の両親がいた。お腹がふっくらしているので、どうしたんですかと聞くと、今新しい赤ちゃんがお腹にいて、この新しい保健センターで産むつもりだと、ありがとうとおっしゃってくれて、眠気も吹き飛んだ。

 

 

 

もうなんだか、ここで泣きそうになりながら、準備してくださった式典に出席するために、壇上に用意して頂いた席に腰掛けた。
開院式の参加者は200人を越え、盛大なものだった。

 

 

現地の保健省の副大臣も出席され、スピーチを30分ほどしてくださった。

 

 

 

カンボジアは、近年、与党が野党の代表を逮捕するなど、選挙で不正な動きがあり、政治的な問題を多く抱えている。

 

 

 

もちろん、本来なら医療に直接アプローチするより、そういった政治的な問題や、経済的な問題を直接解決した方がより良いアウトカムを、もたらせるかもしれない。

 

 

 

本当は医療よりも、政治や経済が世の中を動かしている事に自分だって気づいている。

 

 

そんな事が今すぐできたら、素敵だけど、そんな力が残念ながら今の自分にはないので、できる事をコツコツと進むしかない。嘆いて何もしないぐらいなら、嘆きながらでも、今できる事していたい、

 

 

 

 

色々な困難がある中、それでも自分のできることを、1mでも前に進めるたに、進むしかない。

 

 

 

厚生省の副大臣、尽力して下さったワールド・ビジョン・ジャパンの松岡さん、嶋岡先生、与那国島で出会った女子中学生がスピーチしてくださった。

 

 

 


よく晴れた青空だった。

 

 

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【開院式スピーチ】(全文)

 

チョムリアップソー(はじめまして)

 


クニョムチュモールコータ(私の名前は甲太です)

ソクサバーイ(元気ですか?)
(会場:ソクサバーイ)

 

はじめまして、僕の名前は葉田甲太といいます。


今日はお忙しい中お集まりいただき、本当に有り難うございました。


今日という日を迎えられたことをとても嬉しく思います。

 

たくさんの方のおかげで、ここに立っています。


なぜ僕がここに立っている少しだけ説明させてください。

 

僕は2005年に、あるNPOを通して、コンポントム州に小学校を建てました。

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それが、カンボジアとの出会いで、今も昔もカンボジアと言う国、カンボジア人が大好きです。

 

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2005年から、継続支援のためカンボジアに来ていましたが、2014年にあるお母さんに出会いました。

 

 

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そのお母さんは、生後22日の赤ちゃんを亡くしていました。
そのお母さんは赤ちゃんをなくした話をする時、ワンワン泣いていました。

 

 

僕は日本人です。
あなたたちはカンボジア人です。
信じている宗教とか、話している言葉も少し違うかもしれません。

でもそのお母さんの涙を見て、赤ちゃんを失った悲しみは日本でもカンボジアでも、世界共通なんだと、その時僕は思いました。

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自分の赤ちゃんをなくして、悲しくないお母さんはきっとこの世界にいません。
その涙を、ただ単純に減らしたいと思いました。

 

 

 

でも、そんな思いを持ち、色々行動しましたが、結局自分ではなかなかうまくいきませんでした。

 

 

 

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そんな時にワールド・ビジョン・ジャパンに出会いました。谷村さんという方です。
ワールド・ビジョン・ジャパン、国際NGOワールド・ビジョンのスタッフ、たくさんご協力いただき今回のヘルスセンター(サンブール保健センター)の建設がスタートしました。

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今回のプロジェクトを進める時も、また、赤ちゃんを亡くしたお母さんに出会いました。


今日も来てくれています。

やっぱりそのお母さんもお父さんもその赤ちゃんの話をするときには泣いていました。

 

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残念ながらその赤ちゃんが戻る事は現代の医学ではありえません。
だけど、その赤ちゃんが、僕に教えてくれた気がします。

その命を持って、次の赤ちゃんの命を助けてほしいと、僕たちに教えてくれたんじゃないかと僕は思います。

そんなお母さんや赤ちゃんの悲しみを減らすには、ヘルスセンターが建って終わりではありません。

ここに来ていただいた住民、ヘルスボランティア、ヘルスセンタースタッフ、政府の方、NPOの方、全ての方の力が必要です。

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ヘルスセンター建設のお手伝いをさせていただきましたが、僕はヒーローではありません。

ヒーローは、赤ちゃんの命を守る、ここにいる、全ての人たちです。
僕は、その中のたった1人にしか過ぎません。

 

 

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亡くなってしまった赤ちゃんがいます。

今、天国で僕たちを見てくれているでしょうか?

どんな気持ちで今見ていますか?

元気にしていますか?


今のこの景色はあなたが僕を通して作ったものです。

このヘルスセンターでうるさい位の赤ちゃんの健康の鳴き声が聞こえて、赤ちゃんを見て、お母さん、お父さんが笑顔になって、そして、兄弟、親戚が笑顔になることを僕は今夢見ています。


僕の事は忘れてもらって構いません。


村のみんなが健康に幸せに生きるサポートできたなら、僕は幸せです。

 

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僕自身が赤ちゃんの時、とっても体が弱くて、僕のお母さんは神様に頼むために何回も神社に行ったそうです。

そんな体の弱かった僕が今ここにいるのはそれはもしかしたら、神様が、僕を、産んでくれた意味なのかもしれません。
僕を産んでくれた神様と、母親にも感謝します。

そして関わっていただいたすべての方々に感謝します。

 

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あなた方の幸せと健康とそして涙が1つでも減ることを祈ります。
たくさん受診してください。健康診断にも来てください。

もう分娩中に天井が落ちることも、建物がグラグラゆれることもありません。

今日は赤ちゃんの命を救う技術を教える日本の偉い先生も教えにきてくれました。
そして変わらず素晴らしいヘルスセンターのスタッフの方々もいらっしゃいます。

だから安心して受診してください。
いっぱいきてくれますか?

ここのヘルスセンターが建つまでも、ヘルスセンターの人は一生懸命頑張ってきました。是非、今、拍手してあげてください。
(会場:拍手)

あなたたちが、笑って、それに健康に貢献できたなら満足です。
僕の人生の中でそのお手伝いをさせていただきありがとうございました。

あなたたちに涙ではなく笑顔が溢れるようになります。

そして亡くなった赤ちゃんたちが今、天国から笑顔で見てくれていることを望みます。

ソクサバーイ(お元気で)

オークン(ありがとう)

ソクサバーイ(お元気で)!

 

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未来は今さ。   2018年2月9~10日

 

 

第五章 笑顔の開院式へ

 

 

 

 

 

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2014年2月に赤ちゃんを亡くしたお母さんに出会い、そこから、何かできないかと、探し回ったら、四年も経っていた。

 

 

 

四年の間で、スーダンの川原先生に出会った。長崎での日々があった。ワールドビジョンと出会った。離島の島民との出会いがあった。NPOを立ち上げ、近藤と出会った。小児科医の嶋岡先生と出会った。西南ロータリークラブの講演会に読んで頂き、有志の方から100万を超える寄付を頂き、クラウドファンディングで500万円近くの寄付も頂いた。

 

 

はじめは、ずっと一人だった。それでも、RPGゲームの様に、これをしたいと、言い続けていれば、何度も跳ね返されながら、だんだんと確かに仲間が増えていった。

 

 

病院建設の開院式に向かうため、羽田空港で、嶋岡と待ち合わせした。もう、ひとりで行かなくていいんだなぁ。それだけでも、なんだか嬉しかった。

 

 

 

 

嶋岡先生には、開院式でギターを弾いて歌おうと言っていたのに、結局直前の準備で、トラベルギターも練習も忘れてきた有様で、笑いながらお叱りを受けた。

 

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何回も反復した様に、羽田からバンコクで乗り換え、カンボジアシェムリアップに入った。

 

 

 

夕方にシェムリアップに到着すると、クラウフドファンディングの支援者15人がいらっしゃった。与那国で出会った中学生(カンボジア訪問時には高校生1年生)、カンボジ

 

 



アに定期的に支援している建設会社社長、自分を変えたいと飛び込んできてくれた女子大学生の方、救急医の先生、自費出版でお世話になった方、後輩の医師二人、事務局長の近藤などとてもバラエティに富んでいた。

 

 

少しでもカンボジアに来てもらい、頂いた寄付がどうなったか見ていただこうと、リターンとして開院式に参加できる事としていた。

 

 


空港で合流し、大型バスの中で、みんなそれぞれに自己紹介をし合って、この日は夜も遅かったので、早々に皆就寝した。

 

 

次の日、午前4時ごろに起きて、建設したサンブール保健センターの近くにある世界遺産プレアビヒア遺跡を見に行く事になった。

 

 

 

 

 

 

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プレアビヒア寺院は、クメール人によって9世紀に建設されたヒンズー教寺院だ。天空の遺跡とも言われ、移籍を見るためには、決められたガイドと車で、山を20分ほど駆け上がる。アンコールワットについで、2008年にカンボジアでは二例目に世界遺産登録され、遺跡から眺める景色は雄大そのものだった。

 

 

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今回の開院式に同行して頂いた、16人と一緒にレンタカーをして山を登り、1時間かけてプレアビヒア遺跡を、通訳のブティさんと遺跡専属のガイドの、なんとも手厚い二人体制で観光した。

 

 

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標高500mほどの山にある遺跡から、壮大な景色が見えた。

 

 

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カンボジアのどこまでも続く緑豊かな平野を眺めながら、後ろを見ると

横には与那国島で出会った、今はもう高校生1年生になったミクさんがいた。
新生児蘇生法を教えてくださる小児科の嶋岡先生や後輩の医師がいた。NPOあおぞらの事務局を運営してくれている近藤がいた。

 

 

今回の病院建設にご支援して頂き一緒に開院式に参加された方々の中で、今は現役を引退していた看護師さんがいらっしゃった。カンボジアでの開院式の後に、助産師になると大学に通いはじめた方がいた。

 

 


やりたい事にチャンレジしますと、オーロラを見に行きますと言っていた女子大学生がいた。

 

 

 

そんな協力して頂いた方をみながら、自分の行動が、言動が嘘にならない様に、これからも真摯に続けられる様に願った。

 

 

不思議なもので、人に影響を与えよう!なんて少しでも、思っていると全く伝わらない。自分のやっている事に、ただ目標に向かって、ガムシャラに向かって突き進んでいる時だけに、いつも誰かが何かを感じてくれた。

 

 

人は結果で判断する。それでも、結果がでていない時に、信じてくれる人が、数パーセントいる。

 

 

鼻で笑う人もいる、ネタっぽくいじってくる人もいる。

 

 

そんな時は、いつも、信じてくれた人が、「もう少し頑張ろう。」と背中を押してくれた。

 

 

自分自身にとって「結果」は大切だけれど、そんな結果がでるまでの課程や出会いが、何より貴重だった。

 

 

 

カンボジアの病院建設プロジェクトは、その人たちが作ってくれたんだと今でも思う。

 

 

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①最新の年次報告書、活動報告会にご参加頂けます。
②月に一度、限定メールマガジンをお送りいたします。
③マンスリーサポーター限定グループへのご招待、
④あおぞらの活動に合わせて、カンボジアのGRAPHIS小中学校、サンブール保健センターを現地で見学いただく事ができます!

 

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クラウドファンディング挑戦中!ご支援、シェア、リツイート等、有形無形に関わらず
ご協力頂ければ誠に幸いですm__m

虹をみたかい。 2018年1月30日

 

 

 

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クラウドファンディング公開までの準備の日々は、地獄だったけれど、対照的に公開してからは、驚きと感謝と嬉しさがたくさんあった。

 

 

 

やれる事はやりきったが、公開して誰も寄付をして下さらなかったら、あまりに惨めなので自分で1万円寄付して、体裁を少しでも整えようと真剣に考えていたほど、心配していた。

 

 

 

現実は、自分の予想に反して、3日で150万円の寄付を結果的に集める事ができた。そして、一つ一つ頂いた応援コメントも嬉しくて嘘でなく泣いた。一番頂いたメッセージの中で驚いたのは、「こういった活動に参加できて、寄付できて嬉しかったです。ありがとう。」と逆に感謝された事だった。

 

 

 

学生時代にゴミ拾いのバイトや、gapの店員のバイトをしていた。880円を稼ぐのはとても、大変な事だった。だからこそ、どれだけの思いや苦労の元に、稼いたお金を頂いているのかと想像すると、本当にありがたかった。学生の方でも寄付できる様に、その方の思いも届けようと、最低金額も1000円まで引き下げた。

 

 

 

 

与那国島の先生や看護師さん、新生児科医の先生、今までお世話になった色々な方、「僕たちは世界を変えることができない」を読んで下さった方等から、ご寄付を頂いた。葉田さんを信用しているからと、プロジェクトページを全く見ないで、寄付してくれた後輩もいた。

 

 

最終的には300人、500万円近くの寄付を頂いた。

 

 

色々な思いを持って、大変な思いをして稼いだお金を寄付してもらっている訳で、コメントには一つ一つ、その人自身に向けて、夜中までかかりながら、心を込めて書いた。

 

 

 

セカンドゴールを達成した時には、診療中だった。与那国島で2歳の肘内症の患者さんが来られて、整復した後だった。

 

 

 

カルテを書いて、クラウドファンディング のページをみると、セカンドゴールを達成していた。

 

 

 

赤ちゃんを亡くして、泣いていたお母さんと出会って4年がたっていた。

 

 

いいニュースを、聞くまでに四年もかかってしまった。僕以外なら、もっと大規模で、早く実現できたかもしれない。でも、ようやく、ここまで来れた。

 

 

赤ちゃんの命を救って、お母さんの涙を止めるチャンスを得る事ができた。

 

 

セカンドゴールを達成した日、与那国島の祖納の夕日に虹がでていた。なんだか、こう書くと嘘っぽいけれど、稚拙な表現だけれど、本当に本当に綺麗だった。

 


ただただ単純に、こんな感じで、生きていけたら、自分は幸せだろうなんだろなと思った。

 

 


映画化の後、僕は人生を見失った。いい年をして、とても格好悪いけれど、自分にとって何が大切か分からなくなった。

 

 

 

時間はかかったけれど、日本や海外で、色々な方々にとてもたくさんの事を教えて頂き、そんな方々のおかげで、ようやくここまで来れた。

 

 

 

どれだけ時間がかかっても、今を変えて、それを積み重ねられば、未来を変えられるかもしれない。

 

 

未来を変えられたら、忘れたい様な過去も、あんな事があったから今がある、と過去も変えられる。

 

 

虹を見ながら、今この瞬間をやりきる事が、未来と過去の自分を幸せにしてくれる様な気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クラウドファンディング ご報告】

カンボジアの僻地に病院を建設し、8000人の命を守りたい!!
実施期間:2017年12月15日〜2018年1月26日 (41日)

https://readyfor.jp/projects/npoaozora

【支援について】
支援者数     290名 *1
支援総額  4,837,000円
手数料    920,473円
手数料内訳 888,073円 システム利用手数料 (17.0%+消費税)
32,400円 支援金早期入金サービスオプション料金(¥30,000+消費税)
入金額 3,916,527円

*1表示されている人数は303名ですが、複数回支援してくださった方がいるため、重複を除くと290名です。

 

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第4章 まとめ

 


・1990年から2015年にかけて、世界の妊産婦死亡率は約44%低下したが、毎日約830人の女性が、妊娠と出産に関係する予防可能な原因で命を落としている。

 

 

・妊産婦死亡の99%は、途上国で起こっている。

 

 

・母親が亡くなると、5歳未満にその子供も半数亡くなる。

 

 

・出産時に、適切な処置があれば、100人中9人の赤ちゃんの命を救える。

 

 

・何かを始める時、まずは手伝ってくれる一人を見つける。その人は、とんでもない勇気をくれる。

 

 

・自分より、まず人のメリットを考えて、行動する。

 

 

・覚悟を決めて行動しボロボロになった時だけ、救世主が現れる。

 

 

・一人でやろうとせずに、誰かと一緒に行動すれば、大きな目標も達成できる。

 

 

・やっぱり物事がうまくいくまで、5年ぐらいは最低かかった。

 


・どんな状況にあっても、今なら自分が変えられる。どれだけ時間がかかったとしても今を積み重ねられれば、未来を変えられる。

 

 

・人のためだけに、行動すると、長く続かなかった。自分のためだけに行動すると、大きな困難が来た時に乗り越えらえれなかった。自分と人のために、行動した時だけ、やりたい事をなんとか達成できた。

 

 

 

 

 

 

 

 


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不安しかないクラウドファンディング。 2017年12月28日

 

 

 

 

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初めてのクラウドファンディング。 2017年12月28日

 

 

 

新生児蘇生法を教えてもらえる嶋岡先生、事務の仕事を近藤に手伝ってもらえる事になり、なんとか残り400万円を集める事ができれば、病院を建設し赤ちゃんとお母さんの命を守る事ができる状況にようやくなった。

 

 

 

残りの400万円をどうやって集めるか考えた時に、きっと色々な手法があるのだろうけど、今回はインターネットで寄付を募るクラウドファンディングという手法で集めようと考えていた。

 

 

 

キングコングの西野さんは、クラウドファンディングは、信頼を集めるものだとおっしゃっているが、信頼が自分にあるか、かなり不安だった。

 

 

それでも、与那国島で出会った女子中学生の様に、誰かに何かを感じてもらえる様に、幅広く関わって頂ける様にクラウドファンディングという形にしたかった。

 

 

クラウドファンディングをやる前に、一つだけ決めていた事がある。400万円を達成しなければ、自分が借金して苦しむ事しかない。でも、寄付してくれー!!とメールで知り合いに言われたら、あまり良い気がしない。もちろん、プロジェクト達成のために必要だからこそ、やらなきゃいけない事なのかもしれない。でも、久々に連絡がきたと思って、メールをあけたら、寄付してくれー!ならきっと、友人や知り合いにも申し訳ない。失敗しそうになっても、誰かに脅迫的に寄付してださいと連絡しない、ダメなら自分で苦しもうと覚悟を決めた。

 

 

 

僕は個人的に、北風と太陽の話を信じている。人が手伝ってくれる時は、必ず奪い取るようにお願いした時ではなく、その人が、手伝いと思う何かがある時だ。お願いします!!よりも、良かったらーぐらいのゆるい感じの方が、人は協力してくれる事が多い。

 

 

 

 

だから、自分が最も注力すべき所は、寄付のお願いをたくさんするのではなく、誰かに協力してもいいなと思える様な、寄付して頂いた後も寄付して良かったなと、協力が広まる様なプロジェクトを考える事であった。

 


ただ、それを実行する道は険しかった。自然と協力しても良い思える様なプロジェクトって、文章って、どんなものだろう?

 

 

考えても答えがでないので、とりあえず人生初めてクラウドファンディングの文章を書いて、スタッフの近藤に見せてみた。

 

 

彼は底なしに優しいから。
「うーん、まぁいいんじゃない?」という反応だった。

 

 

これじゃあ、ダメだと、何回も推敲するも、納得する文章が書けなかった。スタッフの近藤にすら伝わらない文章なら、誰かの心に届く訳がない。

 

 

後から考えると、下手な知識がついた事で、書きたいことが多すぎて、うまく書こうとしすぎて、何が伝えたいか、分からない文章になっていた。

 

 

自分でも文章を書く時に、一つだけ、基準がある。それは自分が感動するか?である。
文才がある方なら、その感動をする文章をスラスラ書けるのだろうけど、僕はその文章の書き方が分からない。残る道は、一つである。

 

 

 

書き続ける事。

 

 

その基準を達成するまで、何十回でも、書き続けるという、ガッカリするほどの、ものだった。

 

二冊の本を出版した時も、文章を書く時、梅酒をがぶ飲みして、酔っ払って書こうとした。走って息を切らしたら、書けるかもしれないと。ダッシュを繰り返して、パソコンに向かった。爆音で聴いたら何かインスピレーションをもらえるかと、ヘットボンを、ガンガンにして、書いた。

 

 

馬鹿みたいと笑われて然るべきものだ。そして、どれも、完全に失敗した。ただ、ただ、書き続けた。それだけだった。

 

 

 

今回もそうだった。
でも、段々とその辛さが嫌になり、スタッフの近藤の優しさに甘え、自分が感動するか?の基準を段々下げ始めた。

 

 

 

もうこれでいいかなと、クラウドファンディングの文章を一旦書き上げ、スタッフの近藤以外に、与那国島の所長先生に文章を読んでもらう事にした。

 

 

「多分多くの人は良いと言うかもしれませんが、これは葉田先生の文章じゃないですよね。」となんとも核心をつく事を言われた。

 

 

 

そこから、永遠に悶々とする日々がはじまった。朝起きてから、寝るまでいい文章書かなくちゃと、取り憑かれる。診療に支障がでない範囲で、夜中まで文章を書き直すも、できない。

 

今回はお酒を飲み訳にいかないので、悶々としながら、それでも書き続けた。

 

 

 

もう寝よう。2017年12月27日午前3時に、診療所の電気を消し、ベットに向かった。
寝ようとしても、文章を考えてしまう。

 

暗闇の中、ベットから見上げた天井の木目を眺めながら、慢性的な睡眠不足で一瞬どうでも良くなった。

 

 

もういいや。もう、難しくなるのは、やめよう。ベットの中で思考を巡らせた。

 

 

1番大事なことはなんだろう?それさえ言えれば、もうどうだって、いいじゃないか。

 

 

コストエフェクト、サステナリビリティ、プロジェクトの有用性、医療教育?新生児仮死teaからsbaへの移行、保健ボランティアの強化、産前産後検診の増加、ワクチン接種の増加。

 

 

 

難しい事はいくらでも難しく言える。大人になって、社会人になって、そんな難しい用語はたくさん覚えた。でも、そもそも、なんで、自分はこんな事をやっているんだろう。何のために頑張っているのだろう。

 

 

 

そんな時に泣いていたお母さんを思い出した。
泣いている人がいたんだ。赤ちゃんの命が亡くなっていたんだ。それをどうにかしたかったんだ。
いつも方法論は難しかったけれど、目的はいつも単純明快で変わらなかった。
ただ、単純に、赤ちゃんの「命」を救って、お母さんの「涙」を止めたかったんだ。

そのために、アホみたいに恥をさらしながら、やってきたんだった。

 

 

 

 

 

早く気づけよと今なら、突っ込みたくなるが、そんな事に気づき、電気をつけ、もう一度パソコンに向かい取り憑かれた様に、大部分の文章を書き直した。

 

 

 

超えなきゃいけない壁が何度もあって、嫌になるが、乗り越えなきゃいけないんだから、乗り越えるしかない。いつだって、後になってこうすれば良かったと気づくけど、その時は諦めずに、最速で壁にぶつかり、方法を変え、失敗の中から成功の種を探して行動を続けるしかない。

 

 

 

 

あーすれば良かったと気づくのはいつだって、行動の後の結果から考えた時の、後ろ向きな視点だ。
行動がなければ、そんな事にすら気づかない。

 

 

 

文章の大部分を書き直して、クラウドファンディングの文章を同日に所長先生に、見せた。

すぐ読んで下さった先生は
「葉田先生らしい文章になりましたね。」と感想をもらい泣きそうになった。

スタッフの近藤にも見せると、
「今回のすごい、イイね!」と気を使った様な感じではなくなった返事が返ってきて、この文章で、公表してもいいような気がした。

 

 

その後も、クラウドファンディングの会社であるレディーフォーの丹羽さんに、年末にも関わらず、大変お世話になった。レディーフォーは手数料を少し高かったけれど、僕にとって、彼女がしてくれた事を考えると、十分価値があるものだった。

 

 

 

祈る様な気持ちで、「カンボジアの僻地に病院を建設し、8000人の命を守りたい!」プロジェクトページを公開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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奇跡と運とシンクロニシティ 2017年8月26日

 

 

 

 

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生まれた時の赤ちゃんは、呼吸がとまって、心臓がとまる事が多い。

 

心臓がとまった時に蘇生するのはとても難しいのだけれど、呼吸がとまった時に呼吸をもどす方法はそれほど難しい訳ではない。

 

赤ちゃんは生まれたときに、100人中10人は自分でうまく呼吸ができない。医療者が適切にサポートすることで、そのうまく呼吸できない赤ちゃんの10人のうち、9人は救うことができる。

 

 

Early Essential Newborn Care, WHO WPRを参考にすると、新生児仮死が24%の原因でカンボジアでは亡くなっている。

 

赤ちゃんが生まれた時に、赤ちゃんに適切に対応する新生児蘇生法という技術を教える事ができれば、赤ちゃんを救える可能性が高くなる。

 

この技術を教える事自体は、非常に難しい訳ではなく、プロトコール通りに、赤ちゃんの心拍数、呼吸を参考に、刺激を加えたり、バックマスクで換気をしたりと、手技自体はそれほど煩雑な訳ではなかった。

 

しかし、僕たちは、新生児蘇生法を教えたという事実を作る事でなく、この手法を教える事で、現地の助産師さんが使える技術を取得し、実際に赤ちゃんの命を、救い、お母さんを笑顔にするまでが、目的だった。

 

 

そんな目的を、新生児医でも医療教育に精通してない自分には全くできそうになかった。こうなったら、自らでやって頂ける人を見つけるしかない。

 

僕たちの目的を達成して下さる先生の条件を考えた。

 

 

①小児科医である。②新生児科医である③英語話せる。④海外途上国支援の経験がある。⑤新生児蘇生法を教えられるインストラクターである。⑥僕と一緒に無給で、カンボジアに言って頂ける。

 


・・・・・・

 

当直中に、妄想したが。

 

 

まぁ、無理だろうな。

 

と泣きそうになった。おそらく、この条件に、合う人は日本に一人か二人しかいない。

 

 

そして、何より⑥の条件が厳しすぎる。そんな人を見つけられるだろうか。

 

 

考えても物事は好転しない。顔が広そうな先生に、聞けば、どこかでそういった先生につながっているかもしれない。と安易な発想が浮かんだ。

 

諦めるのはやれる事を全てやりきった後でも、遅くない。

 

Iphoneを取り出し、Fbのメッセンジャーから救急でお世話になった先生に聞いてみた。

 

 

「先生ご無沙汰しております。今カンボジア病院建設をすすめていて、その中で新生児蘇生法を教えて頂ける、英語が話せて、新生児科医で、海外途上国支援の経験あって、新生児蘇生法を教えられるインストラクターの先生を探しているのですが、お知り合いの先生おられますか?」

 

 

今考えたら、大分失礼なメールをお送りしてしまった。

正直、ブチ切れられて返事が返ってくるだろうと予測した。その様な事態になった場合は菓子折りを持って謝りに行くしかない。

 

1時間後に、fbのメッセンジャー
「いるよ!」と救急科の先生から返ってきた。

 

疑心暗鬼すぎて
「本当っすか?!」と返すと
「うん、新生児蘇生でシュミレーション教育をやっている嶋岡先生という先生が知り合いがいる。」

と言ってくださり、すぐにfbでグループを作り、つないでくださった。

 

 

 

その嶋岡先生という先生に何って送ろうか、考えた。

たしかに、医師でニュースになる様な方がいるけれど、僕は基本お医者さんは、みんな良い人だと思っている。

 

 

もちろん性格の合わない方はいるけれど、基本はみんな患者さんのことを思っている良い人たちだと感じている。

 

相当個人的な感想だけれど、中でも小児科医の先生で、悪い人に僕は会った事がない。みんな子供の事を一番に考えてくださる良い先生ばっかりだ。

 

 

 

ここは、もうただ、後悔無いように、ど真ん中ストレート一本勝負でいくしかない。それで、打たれて失敗したら、仕方ない。

 

 

 

今まで、自分の見てきたこと、やってきたこと、うまくいかなったこと、今の現状、これを変えるには、新生児蘇生法があること、先生の力を必要としていること。をFbのメッセンジャーに短く詰め込んで、

 

最後に、赤ちゃんのために、力を貸してください。とメールをうった。

 


五分後にメールが、その小児科医の嶋岡先生から連絡がきた。
「やります。協力します。」

 

 

嶋岡先生は、偶然僕の本を読んだ事があって、さらにいえば、ワールドビジョンのチャイルドスポンサーでもあった。

 

 

後から、考えると今回の病院建設プロジェクトがうまくいったのは、運が良かったんだと思う。こういう偶然をシンクロニシティというらしい。

 

 

カンボジアに小学校を建設した時、本を出版しようと思った時にも、救世主が現れた事があった。

 

 

その時に共通していたのは、自分がいつもボロボロの時だった。

 

 

ボロボロの背中を、人はみてくれるのかもしれない。

 

 

もう何もいらないと、神様みたいな存在に祈って、覚悟を決めた様な時だけに運は降りてきた。

 

単純に運が良かっただけかもしれないけれど。この小児科医との先生が、赤ちゃんを救う講習会を開く意味で、後々にとても大きかった。

 

 

小さい頃、僕は医療者として、村を一人で救える様なヒーローになりたかった。

 

 

 

それでも、自分より上手にできる人がいるなら、自分に能力が足りないなら、誰かに頭を下げてでも、見たい景色があった。

 

 

ヒーローになれなくても良い。嶋岡先生と出会って、一人じゃない叶えられない夢も誰かと一緒になら叶えられそうな気がした。

 

 

 

 

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絶望の数。  2017年6月3日

 

 

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視察を終え、NPOワールドビジョン協力の元、サンブール保健センター建設がスタートした。400万の寄付金を集め病院を建設し、現地の医療従事者の方に医学教育をすれば、理論的には命を救う事ができる。

 

 

建設後、医療教育を継続していく事、今後もGRAPHIS小学校に対しても衛生教育など保健的な活動を続けていく上でも、NPOを作る事とした。

 

NPOのつくり方なんて、皆目検討がつかない。そして、自分は事務作業が苦手だった事から、誰かと一緒にやって頂ける人を探す必要があった。

 

 

日本に戻り、誰かいないか考えていると、一人だけ近藤翼という人間が思い立った。

 

 

10年ほど前に、彼がスタッフをしていたイベントに呼ばれ知り合い、それ以来友人として長くつきあっていた。

 

 

年齢は当時30歳で、彼自身もNPOの経験、京都市役所でのソーシャルビジネス支援の経験もあった。

 

 

日本に帰国後、思い立って、電話をかけた。

 

 

「今度、赤ちゃんとお母さんの命を守るためにカンボジアに病院を建てるんだけど、そして、そんな活動をこれからも続けようと思っていて、NPOを作りたいから、力を貸してくれない?」

 

 

そんな目的を伝えた後、彼に具体的な計画と、ビジョンを語った。流石に彼の人生を考えると無給という訳にはいかないので、給料といった形で年々ちょっとずつ増やしていく事した。その代わり、自分は一切給料を受け取らずに、彼にまわす事とした。

 

 

何かを一緒にやってもらうなら、その人にメリットとビジョンを提供しなければ、長く続かない。

 

 

 

「分かった。甲太(彼は僕を下の名前で呼ぶ)と一緒にやるよ。」と、以前からちょくちょく話していたのもあり、ほぼ即答でOKをだしてくれた。

 

 

 

事務局長として、NPOを設立し、サンブール保健センター建設に邁進する事となった。

事務的な事柄、NPOの運営面でのサポート、僕の暴走気味なところを抑える役割、たくさん彼は仕事をしてくれた。





何かをはじめる時、絶望する様状況が最低3回はあった。



僕たちは世界を変えることができない、を書いた時に、大手出版から話が来て2年間書いた原稿はボツになり、出版がなくなった。自費出版でようやく3000部印刷したら、本屋さんに置いてくれるところが、ほとんどなかった。おいてくれても、売れないからと、何度も書店員さんに怒られた。


今回のカンボジア病院建設もそうだった。何回もやめようかなと思った。

 


そして、仲間の大切さに気づくのは、いつも自分がそんな困難にぶつかった時だった。
何かを始めれば、何回もその困難はやってくる。それを超える秘訣は、みんなで何かをやる事じゃないだろうか。

 

 

物事がうまくいけば、オセロの様に今まで黒が、すべて白に変わる。結果がでれば説得力が増し、たくさんの人が集まってくれる。調子が悪くなれば、人は離れていく。

 

 

結果がでてから、手伝ってくれた方はもちろん有難いけれど、結果がでない時に、いつもそばで支えてくれて、失敗を一緒に乗り越えられた仲間に対する恩はずっと忘れられなかった。

 

 

絶望した時は、その数を数えるのもいいのかもしれない。

 

 

その絶望の数は、成功した時には、全部超えられた数になるだろうから。

 

 

 

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赤ちゃんを亡くし、お母さんは泣いていたこと。 2017年3月31日

 

 

 

 

 

 

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建設予定のサンブール保健センターは、11の村を、住民7947人(1722世帯)、5歳未満は885人の医療圏カバーしている。

 

 

新生児の赤ちゃんを失った家庭があるとの事で、お話を伺いに行かせて頂く事となった。

 

 

サンブール保健センターから、そのご家庭までは、少し距離があり、道もせまく、ランドクルーザーでは難しいため、徒歩で行くことになった。

 

 

ぬかるんだ道をNPOワールドビジョンのスタッフである松岡さんと歩いた。

 

やっぱり、人が亡くなった話を聞くと、どこか気持ちが落ち込む。

 

「日本でも患者さんがなくなると、何とも言えない気持ちになるし、海外でも亡くなった話を聞くと、何とも言えない気持ちになりますね」。と昨日の妊産婦死亡のケースを思い浮かべながら、話しかけた。

 

 

松岡さんが思い出した様に

 

「現地のワールドビジョンカンボジアの代表が言った言葉で、Don’t get used to it 悲しい事に慣れるなという言葉がありました。慣れなくてもいいんじゃないでしょうか。」

 

「いい言葉ですね。」と短く返答した。

 

 

死に慣れるな。悲しい出来事に慣れるな。いつかは慣れるかもしれないけど、僕は未だに慣れない。

 

 

そんな事を考えながら、ドロドロの地面を歩きながら、30分ほどすると、生後28日目の赤ちゃんを失ったご家庭に着いた。

それは、ある意味典型的なご家庭でもあった。

 

 

収入は不定期で、小作人の仕事をすれば1日2.5ドル~5トイレの収入を得られ、仕事はない時は昆虫を取って、生活しているという。ご自宅には、高床式になっているが、藁をひきつめた簡素なもので、トイレはなく、近所の川で用を足すという。子供たちは学校に通っているが、両親は小学校を中退し読み書きもうまく、できないと言う。

 

 

二人の女の子がいるが、危険な伝統的産婆介助で、出産された。亡くなった三人目の、男の子は、生後28日目に感染症で亡くなった。話を伺うと、臍帯炎か肺炎による敗血症で亡くなったものと考えられた。

 

呼吸が荒くなっている事に気づいていたが、古いヘルスセンターで信用もなく、様子をみている内に、亡くなった。

 

 

 

同じ様な事を書いて申し訳ないけれど、また亡くなった赤ちゃん話をされる時、29歳の両親は、やっぱり泣いていた。

 

 

 

 

最後、帰るときに、今回の建設プロジェクトに対して、何度も感謝の言葉を頂いた。今度は、新しいヘルスセンターで産み、赤ちゃんの体調が悪い時はちゃんと受診します。と涙ながらに、語ってくれていた。

 

 

自分は聖人君子でも何でもない。偽善者と言われればそうかもしれない。ただ、出会って、やっぱり泣いている人がいて、行動さえすれば救える命があって、その涙を止める科学的な方法を知っていて、そのチャンスがあって。そんな原体験がいつも、何かしなくてはと勘違いみたいな使命感を持ってきた。

 

 

 

また、ここに来ますね。と短く、返事をして、別れた。

 

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乳児死亡率(出生1000人あたりの1歳未満死亡数)は都市部では「13」であるのに対して、農村部では「42」と3倍近くの開きがある。

 (Cambodia Demographic and Health Survey 2014)

 

 

 

 

 

 

 

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