葉田甲太 ブログ。

医師 NPOあおぞら代表 5万人の命を守るタンザニア病院建設まで。

認定NPOロシナンテス代表 川原先生から学んだwith コロナ時代に大切な3つのこと。

先日、NPOロシナンテス理事長の川原先生とのweb講演会があった。

 

 

やっぱり、凄かった。色々学ばせて頂いたのでシェアさせて頂きたい。

 

peatix.com

 

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

川原先生は元外科医で、NPOロシナンテスの代表で、スーダンで医療活動をされている先生だ。

 

www.rocinantes.org

 

情熱大陸、プロフェッショナルにも出演されている。

 

 

行列のできる法律相談所にも出演された事があって、当時僕は学生で、自宅のアパートでかじりつく様にみた事も懐かしい。

 

 

会って話すと、一番大事な、原点みたいなところに戻してくれる先生である。

 

 

 

 

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先生は、高校時代ラグビーしかしていなかったという。


ラグビーで花園を目指していたが、結局いけなかった。

 

負けることで、学ぶ事があった。という。

 

進路に悩んだが、人のために生きなさい。という言葉を聞いて、医師になろうと思い

それから二年間浪人して、九州大学に進学され外科医となった。

 

 

30代前半まで医局ですごし、海外には行った事がなかったという

当時医局で、タンザニアに外務省を通して医務官として働ける道があり

 

ただ、ワクワクする、楽しそうだけで、タンザニア行きを選んだという。

 

 

どんなにすごい先生でも、はじめから特別崇高な思いをもっている訳ではない事がなんだかとても、自分には嬉しかった。

 


タンザニアで医務官として働かれた後、もう少し専門的な知識をつけるため、ロンドン大学院で公衆衛生を学び、スーダンに医務官として赴任された。


スーダンは赴任前、あの有名な写真ぐらいのイメージだったと言う。

 

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第3回 ピュリツァー賞が与えた影響 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 

色々活動していく中で。リーシュマニアでお腹がふくれた子供を救えなかったったという。

 

医務官をやめ、 困っている人を救おう。現場を大切にしようと、2006年にNPOロシナンテスをつくり、一人の医師として村で活動していったという。

しかし、その後、医師一人ではできる事が限られている事を知り、助産師の育成、教育、診療所の支援、水の支援といった、現地の方が中心となる様なシステムづくりに尽力される様になった。

 

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それから、ザンビアにも活動をひろげていく中で、新型コロナの感染症が起こった。


スーダンの感染者は現在までにおおよそ8500人の感染者がでており、致死率は5パーセント程度だという。

 

gisanddata.maps.arcgis.com

 


WHOの支援もあり、検査自体はある程度できている印象もあるが、ベットも足らず、車をベット代わりにして、酸素ボンベを外からつないている写真はインパクトが

大きかった。

 

 

 

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スーダン渡航できない今、川原先生は、九州の保健所に働いているという。
その働いたキッカケも川原先生らしいけど、言っていいか分からないので控えます。

 

スーダンザンビアについては、オンラインで支援を続けているという。

 

現地が主体という意味では、国際協力もこれからオンラインでやっていく事も必要だとおっしゃっていた。

 


川原先生は、失礼だけれど、とてもアナログな人だ。人と人のつながりを大切にして、現地の方と、一緒にご飯をたべて、一緒にねる。

 

だからこそ、ここまでスーダンの方と信頼関係をきずいてきたようにも思う。

 

 

その川原先生が、オンラインでの支援に切り替えており、国際協力も変化しなきゃいけないところに来ているのだろう。(スーダンは国境封鎖中らしい)

 

 

 

デジタル母子手帳助産師さんのエコー指導。また新しい構想を語っていた。というか、会う度に、新しい事をいう。

 

川原先生の行動力はどこから来るのだろうか?

 

 

「stay foolishじゃないけれど、知識がありすぎると動けない事もあるんだよ」

 

「やっぱり、こういうのが、楽しいんだよね」

 

 

 

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大変恐縮だけど、本当にでっかい子供みたいな人だ。いつも、ドキっとする言葉を教えてくれる。そしてそれは、いつも大切な事で、忘れかけている言葉だ。

 

講演を聞きながら、学んだ事が3つある。

 

 

①誰に何をするかを決める

やっぱり、誰に対して、何をしたいかをまず決める。そんな時に、とんでないパワーがでる事がある。

 

②国際協力でも、形を変え、オンラインで、できる事を探す。

長期化も考えながら、国際協力も形や方法を変える必要があるのかもしれない。

 

③現地やたくさんの団体と連携する。

渡航できない以上できることが限られている。だからこそ、様々な団体と積極的に連携していく事が、以前より大事なんじゃないだろうか。

 

 

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自分の笑顔が変で、泣けるよ、全く。

昔から、取材とかでも、全く笑顔がつくれない。

 

 

また、頑張ろうと思う。明日は、本間先生との講演会。

そして、7月は喜多悦子先生とのweb講演会ができるかもしれない。できたら本当に嬉しい。國井修先生ともできたらめちゃくちゃ嬉しいな・・・なんて。

 

 

 

来て頂いた方々、川原先生をはじめとしたNPOロシナンテスのスタッフの皆様、本当にありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

まとめ:

川原先生、健康に気をつけて、これからもたくさんの人の憧れになって、色々な人に光を照らしてください。

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(2015年の熊本大学での講演会、はじめて出会った日)

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

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向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

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映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

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 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

 

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