行動する時に大切な一つの事。
一か月半色々動きまわり、マスクが段階的に、不足している病院に寄贈されています。
大都市の大きな病院は充足している印象はあるけれど、まだまだ、不均衡がある。
それを少しでも是正するために、直接関わりのある病院にお話を伺って、一週間に1枚マスクを使用している状況もあり、京都の病院に寄贈させて頂きました。
医療は医師だけが行うものではない。看護師さん、検査技師さん、薬剤師さん、看護助手さん、警備員さん、栄養士さん、OTさん、PTさん、STさん、事務の方など本当にたくさんの方がいてようやく、機能する。
このプロジェクトは僕が、何かしたいという思いで発案したけれど、そこからは嶋岡先生や、NPOのNEEDSや色々な方に、ご協力を頂いて、20万枚のマスクを寄贈しています。
ただマスクを寄贈するだけではなく、ありがとうと、応援の気持ちを可視化し、医療者を応援する意味も込めて、来週には新しいホームページを公開予定です。
遅いけれど、30代になって、ようやく最近気づいた。
サッカーでいえば僕は、自陣から一人で、ボールをもってゴールを決めにいく様なやつだった。
でも、それは小学生レベルで通用しても、大きな相手では太刀打ちできなくなった。
ゴールはあっちですと、信頼して、味方にパスを渡す事、
渡した後、見守りながらサポートする事。
そうすれば、大きな相手でも、倒せるかもしれない。
信頼してまかせる事、転びながら、ようやくその大切さに気付いた。
昔、二階で料理をしたいという、大腿骨頸部骨折後の患者さんがいた。
死んでも二階で料理したいというので
リハビリの方と家屋調査を行うために、家に伺った。
何度も話し合いをして、最終的には、その方はリハビリのおかげも家に帰ることができ、適切なサポートをうけながら、二階で料理ができる様になった。
外来の時、「先生、二階で料理つくれたよ、ありがとう」という笑顔が未だに忘れられない。
人を笑顔にすること、涙をとめること。
医者でも、本でも、NPOでも、ビジネスでも、それは僕にとって本当は何でもいいのかもしれない。
結局のところ、結果が大事なのかもしれない。だからこそ、科学的な事や、金銭的な事を含めてしっかりしないといけないのだろうと思う。
頑張っている医療者の方にエールを少しでも送りたい。
あと、二カ月頑張ろう。
多分、きっと働いていた与那国島に何かできたら、泣くと思う。
色々あるけれど、諦めずに、できる事を続けていきたいと思う。
もし宜しければご協力頂けると誠に幸いです。
ご寄付下さった方本当にありがとうございます。
まとめ:誰かのために仲間を頼る事、信頼する事。
向井理さん推薦!
~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~
映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。
僕たちはヒーローになれなかった。
けれど
みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。
NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。
(初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)