葉田甲太 ブログ。

医師 NPOあおぞら代表 5万人の命を守るタンザニア病院建設まで。

with コロナ時代に大切な二つの事。

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新型コロナウイルス感染症の影響を受けた全ての皆様に
心よりお見舞いを申し上げます。

 

 

 

2020年は、NPO活動、海外MPH留学の準備をすすめていく予定だった。

 

新型コロナがあって、ほとんどすべての予定が変わってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

2020年3月下旬、新型コロナがせまってきた時

 

まず、日本の地域や離島の医療は、もつのだろうかなと思った。

 

 

日本は病床数あたりの医師が少ない、ワークライフバランスを無視した働き方で、地域医療が支えられてきた側面もあって。

 

そこにさらに、新型コロナがきて、医療者の感染者もでて、どんどん状況が悪くなっていた。

 

 

 

長期間も予想され、大病院で、新型コロナの患者さんをみている、後輩の医師も疲れが見えた。

 

 

医療者もやっぱり、当たり前だけれど、同じ人間だ。

医師は聖職者ともいわれるけれど、同じ様に疲れを感じるし、同じように悲しみを感じる。

 

 

 

 

医療だけではなく、将来の仕事に抱えた友人がたくさんいた。

 

 

 

NPOでいえば、海外渡航が厳しい、不景気になり、ご支援をお願いするのも心苦しい。

僕たちのNPOの状況としても、本当に難しい状況だった。

 

 

愚痴ならいくらでも言える。

 

 

あのワイドショーはあーだとか、あの人は、最悪だ。とか。

 

 

 

ぎすぎすして、人を批判して、ストレスを発散する事もできるのかもしれない。 

 

 

 

 

 

でも、苦しんでいる人がいる。

 

 

それは日本で、世界で、様々な方がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分に何ができるだろう?

 

 

 

 

 

 

この未曾有の状況の中で何ができるだろう?

 

愚痴をいう事も、下をむく事も、あいつが悪いとか、いう事はもちろんできる。

 

というか、そっちの方が普通なのかもしれない。

 

 

 でも、下を向き続けて

 

 

ふと思った。

 

 

 

 

 

できない事が多すぎるから、それがどれだけ小さくでも、できる事にかけてみよう。

 

 

 

 

 

僕は、本当をいえば、今までどこか、プライドがあった様に思う。

 

恰好つけていた様に思う。

 

批判をおそれて、アクセルを全開にふんでいなかった様に思う。

 

 

 

プライドなんて全部捨てて、自分ができる事をやってみよう。

 

 

 

自分が変えられるものだけ、変えてみよう。

 

 

 

どんどん状況が悪くなっていく、3月下旬に、そんな事を思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして、一か月オンラインで動き続けた。

 

 

色々な事があったけれど、できる事はすべてやると決めて、動いた。

 

 

①20万枚のマスクを届けるプロジェクトhttps://congrant.com/project/npoaozora/1580

congrant.com


②みんな一緒に学んでいくYOUTUBE

www.youtube.com


 
③だせていないけれど、ある教授と会社、県と連携した、軽症者の新型コロナウイルス患者さんに対するウェアラブルバイスの開発

 


NPO法人NEEDSと連携して、ゲストをお招きして「with コロナにどう生きていくか」を考えるゲストをお招きして、週に一回のweb講演会

 


カンボジアの手洗い場建設。

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そして、動きながら、気づいた事がある。

 

遅いかもしれないし、今頃なんなの?言われそうだけど

 

 

 

 

人と協力しながらやる事、その人の幸せも祈りながら一緒にやる事

 

 

 

 

綺麗事っぽいけれど、そんな事が、単純にこれから、大事な気がする。

 

 

 

①誰のために

②何を?

③どんな目標で?

④いつまでにやる?

 

 

 

 

 

それさえ、決まれば、あとはやるだけだ。

 

 

 

 

時間はたっていく。30代になって、どんどん時間が流れていく。
 
 
今、自分にできる事を、今日の自分にできる事を、それで失敗して笑われたとしても、行動したい。

 

 

 

いつだって、小さい様に見える、はじめの一歩が、想像もできない世界に連れていってくれた。

 

 

 

下を向きたい、愚痴を吐きたい。

 

 

だからこそ、行動する。

 

 

 

上を向いて、自分ができることを、自分が変えられることを、全力でやっていく。

 

 

 

それで、批判する人はいるかもしれない。

 

 

 

 

でも、それで、誰が笑ってくれるなら、その批判がくる事よりも、

 

 

 

今は価値がある気がする。

 

 

 

自分の保身も大切だけれど、今は、誰かのために動く事の方が大切な気がするから。

 

 

 

これから、また頑張ります。

 

 

一つでも多くの笑顔をつくれる様に頑張ります。

 

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20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト|特定非営利活動法人あおぞら

 

 

プロジェクトメンバーと事務局

<プロジェクトメンバー>
葉田甲太
 NPO法人あおぞら 理事長・総合診療医
中西貴大
 NPO法人あおぞら 理事
 東京都立多摩総合医療センター 救急・内科医
嶋岡鋼
 NPO法人あおぞら アドバイザリースタッフ・小児科医
大竹 恵実
 NPO法人あおぞら アドバイザリースタッフ
 名瀬徳洲会病院 助産師 
岩下義明
 島根大学 医学部救急医学講座 教授
 救命救急センター 副センター長
進谷憲亮
 NPO法人地域医療連繁団体. Needs 代表理事
 武蔵国分寺公園クリニック 総合診療医
伊東浩樹
 NPO法人地域医療連繁団体. Needs 代表理事
 社会福祉法人もやい聖友会 地域医療連携室 室長
<プロジェクト事務局>
 近藤 翼 (NPO法人あおぞら)
 寺村 日蕗香(NPO法人あおぞら)
ご協力いただく機関・団体
・十勝いけだ地域医療センター
宮城県立こども病院(産科)
・医療法人慈久会 谷病院
東京女子医科大学八千代医療センター
聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター
・市立恵那病院
志摩市民病院
淀川キリスト教病院
・株式会社古閑グリーンプラン
社会福祉法人いぶき福祉会いぶき福祉会
NPO法人にこり
社会福祉法⼈もやい聖友会
社会福祉法人孝徳会 複合福祉施設サポートセンター⾨司
社会福祉法⼈ 援助会 聖ヨゼフの園
与那国町診療所
 その他、全国の医療機関・団体とも調整中です

 

 

〜 応援メッセージ 〜

 

不安を抱える『あの人』のために

 

この想いに深く共感させて頂きました。NPO法人地域医療連繋団体.Needs(NPO法人 Needs)は「医療を届ける、医療をもっと身近に、医療者と非医療者の地域連携」をテーマに、北九州市を中心として全国各地で地域活動を行っています。新型コロナウイルス感染症が蔓延し、多くの人たちが不安を抱える中で、「何か僕たちにできることはないのだろうか」と毎日の様に考えていました。そんな時に、NPO法人あおぞらのみなさんより、今回のプロジェクトについてお声がけを頂きました。

 

「不安を抱える『あの人』のために、自分たちにできることをやりたい。」

 

 

NPO法人あおぞらのみなさんのその想いに深く共感し、今回、このプロジェクトに協力させて頂くことを決めました。地域支援や海外支援と聞くと、どうしても事を大きく捉えてしまい、「人」が見えにくくなることがあります。しかし、地域にしろ、国にしろ、つまるところは「人」の集合体であり、僕たちが地域活動を通して解決したいのは、そこで暮らす「あの人」の困りごとです。僕たちもその事を決して見失わない様に法人の名前に『Needs』という名前をつけました。世界を変える様な大きなことはできません。でも、自分の手の届く範囲にいる人たちの『不安』を『笑顔』に変えることは出来るのではないかと思っています。NPO法人あおぞらのみなさんからの『想いのバトン』を頂き、僕たちも「自分たちに出来ることやってみよう」という気持ちにさせて頂きました。『マスク』を届けると同時に、その『想い』を届けるお手伝いがしたい。そう思って、今回のプロジェクトに協力させて頂きました。新型コロナウイルス感染症の影響で世界中の人が不安を抱えています。だからこそ、今はそれぞれが手の届く範囲で互いに支え合い、みんなで乗り越えていく必要があります。この『想いの詰まったマスク』が、届いた先でたくさんの人を笑顔にして、そして、その想いと笑顔の連鎖がつながっていくといいなと思っています。

 

NPO法人 地域医療連繋団体.Needs 代表 進谷憲亮

 

 

 

 

 

 

 

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まとめ:協力しながら一緒に行動する事。

自分ができない事、変えられない事じゃなく、自分ができる事、変えられる事に集中すること。