素人から出版しようとして、うまくいかなくて、自費出版して、5000部売れて、映画化になった話。part5
映画化がきまったものの、全く現実感がなくすぎていった。
ある日、ヤフーのトップニュースで、
と並んだ。
本当に、昔ちょっと僕は本当によく分からなくなっていて
「あっ、向井さん、医大生役の映画にでるんだ!何の映画だろう?」
と思いクリックしたら、自分の事でめちゃくちゃあせった。
それぐらい現実感がなかった。
僕は今でもそうたけれど、医大生、お医者さんの自分と、本を書いたりNPOしたり講演したりしている自分を分けている。
数学と、国語ぐらい使う能力も、キャラも違うものだから、本をだすときも、映画になったときも、今も昔もほとんど、学校や病院で言わない。
それは単純に、滅茶苦茶恥ずかしいからだ。
人にいったら、笑われるかもしれない、本心みたいなものを、講演や、本で書いている。
友人1「葉田くん、本だしてるんだって?」
葉田「うん?まぁ、あの、ちょっとよくわからないけど、昼ごはん食べた?」
友人2「葉田ちゃん、映画になるんだって?」
葉田「いや、本当になるかまだ全然分からないし、そーいえばさ、あいつさ、あれだってよ!」
友人3「葉田くん、カンボジアに小学校たてたんだって?」
葉田「建てたかな?建てた様な気もするけれど、まぁまぁ。なんか喉乾いたな・・・」
と、学校や病院で、本や映画、NPOの話をされると、頭の切り替えがうまくいかなくなって、今でもなんとか、話を変えながら切り抜けている(切り抜けているのか?)
映画の撮影が進んでいた頃、一度現場を、見学させてもらう機会を頂いた。
撮影現場である、日本のクラブ(ディスコ)にお邪魔した。
僕は、芸能界はめちゃくちゃ華やかな世界だったと思ってた。
失礼ながら、映画も1、2回リハーサルをして、ポンポン本番で撮影していくものだと思っていた。
その日に映画の撮影現場をみた、僕は思った。
むちゃくちゃ長い・・・・
マジで、何回リハーサルやるんだ・・・
僕が想像していた華やかな世界ではなく、愚直に同じ事を繰り返しながら、より良いものを作ろうとしているプロの集団がいた。
その中でも、強烈に覚えているのは
こんにちは!
まるでちょっとした友達の様に、フランクに接してくれる窪田正孝さんが、
演技になると、
むちゃくちゃ顔も、雰囲気も、発しているオーラも一瞬で変わったことだった。
もうだいぶ前の事だけど、こういう人を天才と言うのだろうと思った。
ただただ、目の前のことに対して努力して、毎日ベストを尽くす。
華やかにみえている芸能界でも、映画でも、医療でも、本でも、やる事は、変わらないんだなぁ。
嬉しい様な、なんだか自分も頑張らなきゃいけない様な気がして、
撮影現場をみさせて頂いた後、
国家試験、エイズドキュメンタリーそれでも運命にイエスというの制作を頑張ろうと思えた。
映画公開以降は、向井さんたちと、忘れられないプロモーションがはじまった。
最後に、だいぶ前の事で、恐縮ですが、窪田さんに拙著「それでも運命にイエスという。」を献本させてもらったら、ブログで紹介して頂いた事があった。どれだけ良い人なんだと、思って、ずっと応援しようとあの時思った。
佐野和真 窪田正孝 松岡佑季オフィシャルブログ「改造劇」 それでも運命にイエスという。
僕は今でも窪田さんのファンで、ダイハツのロッキーを買おうか真剣に悩んでいるんだ。
まとめ:どの世界でも、きっと原理原則は一緒。
毎日ベストをつくして、コツコツ、積み重ねていくこと。
向井理さん推薦!
~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~
映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。
僕たちはヒーローになれなかった。
けれど
みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。
NPO法人あおぞらを通じて、印税をタンザニア新病院プロジェクト、ラオスの新生児蘇生法講習会、カンボジアのサンブール保健センター継続支援、グラフィス小学校栄養指導、検診活動等に使わせていただきます。