アフリカンマッサージと妊産婦死亡の3つの遅れ。 2018年4月30日
まず、思ったのは、正直なところ、タンザニアってどこ??
である。
南半球、東アフリカに位置し、インド洋と接している。かつてイギリスの植民地だった様だ。
ザンジバルもタンザニアの一部で、世界遺産ストーンタウンがある、有名なリゾート地だ。
1ヵ月じゃ足りない!?ずっといたくなる街 ザンジバル(タンザニア)|COLUMN | MOTHERHOUSE MAGAZINE
(見てるだけで、行ってみたくなる!!!・・・視察や仕事など多すぎていける訳もなく・・・がーん)
外務省のホームページを参考にすると
面積は日本の約2.5倍
人口は約5600万人ぐらい
首都はなんだかややこくして
法律上の首都はドドマだけど
事実上の首都機能を有し,経済面でも中心となっているのはダルエスサラーム
となっている。
ダルエスサラームって、最近ようやく耳になじんできた・・・
民族は約130あり、多彩な言語はあるが、国語であるスワヒリ語は皆話せるという。
英語も役人や医師などは話せる様だ。
宗教はイスラム教(約40%),キリスト教(約40%),土着宗教(約20%)
治安も外務省のレベル1 十分注意程度で、それほど危険ではなさそうだった。
がっ
最近、こんなニュースもあるので、まずは公衆衛生的にも適切な情報集、報告を
タンザニア政府にして頂きたいと思います・・・
タンザニアのダルエスサラームまでは、成田国際空港と関西国際空港からエミレーツ航空(ドバイ経由)や、羽田や成田からカタール航空(ドーハ経由)で約24時間かかる。
最近、オンラインでビザが取得できる様になりました。
2018年4月29日当時は、そんなものはなく、アライバルビザで1時間程度格闘した。
午後4時ごろに、タンザニアのダルエスサラームに長時間フライトで腰がバキバキになり到着した。
この日は、首都にあるホテルで一瞬だけ優雅なひと時を過ごさせて頂き。
翌日2018年4月30日に、建設予定地であるクエディモマ地区に首都ダルエスサラームから10時間ほどかかる道のりを出発した。
約4時間ほど、中継地点であるハンデニまではアスファルトの快適な道路だったし
途中で、サルに遭遇したり、とても快適だったけれど。
建設予定地のクウェディボマまで、中継地点でもあるハンデニを過ぎると道が劣悪になる。
車内で頭と手をぶつけながら、小刻みにシェイクする僕をみて
「Dr Hada、イッツア、アフリカンマッサージ!!」
と言って元気をつけようとしてくれた。
道路が劣悪、そんな事、昔医療とは何ら関係ないと思っていたけれど、妊産婦の方や急病の時に、道路の道が整理されているか、移動できるかは直接医療と関係しているのだろう。
発展途上国の妊産婦死亡には、3つの遅れが関係していると言われている。
1.決断の遅れ
女性の社会的地位が低く決定権がないために、体調が悪くなっても、異常に気づいても、夫や家族の誰も病院や診療所に行くかどうかの決断ができないまま、手遅れとなってしまうことがある。
2.搬送・アクセスの遅れ
病院や診療所までの距離が遠く徒歩ではたどり着けない、代わりの交通手段もないという地域がたくさんあり、仮に交通機関があっても、料金を払えないケースもある。
3.治療の遅れ
やっとの思いで病院や診療所に着いても、適切な治療が受けられないことがある。
帝王切開などの手術や輸血が必要でも、必要な機材や医薬品が不足していたり、専門の医師がその場にいないことがある。そもそも、必要な医療費が払えないこともある
道がガタガタ、雨季で利用できないなど、道路の環境は、医療と密接に関係している。
なんとか、ヘロヘロになりながら、NPOあおぞらのスタッフの近藤とゲストハウスに到着した。
当然の様に、シャワーや水はでないので、午後9時に薪の匂いがついたお湯が配られる。
リアルに100度近くあるので、冷めるを待って、小さ手桶で掬いながら、体を洗う。
日本から24時間かけてタンザニアの首都、ダルエスサラームに着き。
そこから、10時間近くかけて、なんとか建設予定地であるクウェディボマの近くのゲストハウスに、腰がバキバキになって到着した。
ベットに入ると、全身に、お湯にしみつていた薪の匂いがした。
寝る前になんだか知らないけれど、自分はアフリカに来たんだと、笑った。
泥の様に眠り、明日の視察に備えた。
向井理さん推薦!
~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~
映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。
経費を除き、NPO法人あおぞらを通じて、印税全額をタンザニア新病院プロジェクト、ラオスの新生児蘇生法講習会、カンボジアのサンブール保健センター継続支援、グラフィス小学校栄養指導、検診活動等に使わせていただきます。