葉田甲太 ブログ。

医師 NPOあおぞら代表 5万人の命を守るタンザニア病院建設まで。

いざ、長崎大学熱帯医学研修過程へ 。 2016年4月3〜4日。

 

 

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とりあえず、飛び込む。大体僕の人生はそんな感じだ。大学受験も志望校はE判定しかとった事なかったし、本の出版も、とりあえず書いた。何でもやってみる事が人生を時々切り開いてくれた。小さな勇気が時々大きな結果をくれた。

 

 

帰国後、「途上国の僻地での赤ちゃんを救う方法」を学べる場所を調べると、日本で唯一の場所があった。

それは長崎大学熱帯医学研修課程だ。

 

毎年4月~6月から、合計15名ほど、看護師、医師、薬剤師、獣医など医療系以外にも、文系の方も受講され、三ヶ月みっちり公衆衛生的な知識から、国境なき医師団の様に現場で役に立つ様な感染症の知識まで、幅広く熱帯医学の基礎を学ぶ。日本以外ではイギリスのロンドン大学の講座、タイのマヒドン大学の講座が有名みたいだ。

 

 

長崎は、中学生の時に修学旅行できたぐらいで、関西出身で、大学から東京に上京した僕には九州はほぼ初めての地域だった。

 

 

 

当時働いていた北陸の病院から一旦東京に戻り、羽田飛行機から2時間ほどかけて長崎空港へ向かう。日本での僻地医療での経験を通して、システムも含めて多くの事を教えて頂いた。

 

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長崎空港からバスに乗り換えて、長崎市内へ向かった。空港から思った以上に、市内は離れていて、1時間ほどかかった。

 


長崎駅のバス停から長崎大学方面の路面電車に乗り換え2駅ほど先の宝町駅で降りて、5分歩いたところでアパートについた。家賃4.5万、20㎡のアパートを三ヶ月間過ごすことにした。もちろん三ヶ月無給なので、市内の病院で当直のバイトをさせてもらう事になった。

 

東京を昼過ぎに出発したせいもあって、夕方5時頃になっていた。アパートに荷物を起き、近くのコンビニで、シャンプー、歯ブラシ、カルピスサワーとさけるチーズを買った。

 


部屋に戻り、スーツケースを広げた。オシャレでも何でもない僕は、ほとんど本を詰め込んでいて、それを何もないフローリングに並べた。

 

 

「世界の僻地の赤ちゃんの命守るにはどうしたらいいか」

 

 

何かをはじめる場合は、プライドなんて全部捨てて、まずはその道のプロに頭を下げて。教えてもらった方が成功は早い。

 

 

まずは長崎大学熱帯医学講座で理論を勉強しながら、とりあえず穴ボコだらけの計画でも、母子保健に詳しい教授に話をして、プレゼンして色々と修正していこうと考えていた。

 

勉強して自分が賢くなっただけでは、誰かが笑ってくれる訳ではない。それなら恥をかきながらでも、最速で失敗して、それを反省しながら修正していくしかない。

 

 

東京から持ってきたパソコンとwifiを取り出し、インターネットで母子保健に関する論文を手当たり次第読んだ。

 

 

その後、ふとんを持ってきていないクリティカルな失態を起こした事に気づいたが、どうしようもないので、バスタオルをフローリングにひいて寝た。

 

 

次の日午前7時に起きた際には、腰がバキバキになって、変な歩き方をしながら、路面電車に乗り長崎大学大学院に向かった。

 

 

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