葉田甲太 ブログ。

医師 NPOあおぞら代表 5万人の命を守るタンザニア病院建設まで。

認定NPOロシナンテス代表 川原先生から学んだwith コロナ時代に大切な3つのこと。

先日、NPOロシナンテス理事長の川原先生とのweb講演会があった。

 

 

やっぱり、凄かった。色々学ばせて頂いたのでシェアさせて頂きたい。

 

peatix.com

 

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

川原先生は元外科医で、NPOロシナンテスの代表で、スーダンで医療活動をされている先生だ。

 

www.rocinantes.org

 

情熱大陸、プロフェッショナルにも出演されている。

 

 

行列のできる法律相談所にも出演された事があって、当時僕は学生で、自宅のアパートでかじりつく様にみた事も懐かしい。

 

 

会って話すと、一番大事な、原点みたいなところに戻してくれる先生である。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200622195734j:plain



先生は、高校時代ラグビーしかしていなかったという。


ラグビーで花園を目指していたが、結局いけなかった。

 

負けることで、学ぶ事があった。という。

 

進路に悩んだが、人のために生きなさい。という言葉を聞いて、医師になろうと思い

それから二年間浪人して、九州大学に進学され外科医となった。

 

 

30代前半まで医局ですごし、海外には行った事がなかったという

当時医局で、タンザニアに外務省を通して医務官として働ける道があり

 

ただ、ワクワクする、楽しそうだけで、タンザニア行きを選んだという。

 

 

どんなにすごい先生でも、はじめから特別崇高な思いをもっている訳ではない事がなんだかとても、自分には嬉しかった。

 


タンザニアで医務官として働かれた後、もう少し専門的な知識をつけるため、ロンドン大学院で公衆衛生を学び、スーダンに医務官として赴任された。


スーダンは赴任前、あの有名な写真ぐらいのイメージだったと言う。

 

f:id:kotahada:20200622200209j:plain

第3回 ピュリツァー賞が与えた影響 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 

色々活動していく中で。リーシュマニアでお腹がふくれた子供を救えなかったったという。

 

医務官をやめ、 困っている人を救おう。現場を大切にしようと、2006年にNPOロシナンテスをつくり、一人の医師として村で活動していったという。

しかし、その後、医師一人ではできる事が限られている事を知り、助産師の育成、教育、診療所の支援、水の支援といった、現地の方が中心となる様なシステムづくりに尽力される様になった。

 

f:id:kotahada:20200622200652j:plain

 

 

それから、ザンビアにも活動をひろげていく中で、新型コロナの感染症が起こった。


スーダンの感染者は現在までにおおよそ8500人の感染者がでており、致死率は5パーセント程度だという。

 

gisanddata.maps.arcgis.com

 


WHOの支援もあり、検査自体はある程度できている印象もあるが、ベットも足らず、車をベット代わりにして、酸素ボンベを外からつないている写真はインパクトが

大きかった。

 

 

 

f:id:kotahada:20200622201023j:plain



スーダン渡航できない今、川原先生は、九州の保健所に働いているという。
その働いたキッカケも川原先生らしいけど、言っていいか分からないので控えます。

 

スーダンザンビアについては、オンラインで支援を続けているという。

 

現地が主体という意味では、国際協力もこれからオンラインでやっていく事も必要だとおっしゃっていた。

 


川原先生は、失礼だけれど、とてもアナログな人だ。人と人のつながりを大切にして、現地の方と、一緒にご飯をたべて、一緒にねる。

 

だからこそ、ここまでスーダンの方と信頼関係をきずいてきたようにも思う。

 

 

その川原先生が、オンラインでの支援に切り替えており、国際協力も変化しなきゃいけないところに来ているのだろう。(スーダンは国境封鎖中らしい)

 

 

 

デジタル母子手帳助産師さんのエコー指導。また新しい構想を語っていた。というか、会う度に、新しい事をいう。

 

川原先生の行動力はどこから来るのだろうか?

 

 

「stay foolishじゃないけれど、知識がありすぎると動けない事もあるんだよ」

 

「やっぱり、こういうのが、楽しいんだよね」

 

 

 

f:id:kotahada:20200622201328j:plain

 

大変恐縮だけど、本当にでっかい子供みたいな人だ。いつも、ドキっとする言葉を教えてくれる。そしてそれは、いつも大切な事で、忘れかけている言葉だ。

 

講演を聞きながら、学んだ事が3つある。

 

 

①誰に何をするかを決める

やっぱり、誰に対して、何をしたいかをまず決める。そんな時に、とんでないパワーがでる事がある。

 

②国際協力でも、形を変え、オンラインで、できる事を探す。

長期化も考えながら、国際協力も形や方法を変える必要があるのかもしれない。

 

③現地やたくさんの団体と連携する。

渡航できない以上できることが限られている。だからこそ、様々な団体と積極的に連携していく事が、以前より大事なんじゃないだろうか。

 

 

f:id:kotahada:20200622201723p:plain

 

自分の笑顔が変で、泣けるよ、全く。

昔から、取材とかでも、全く笑顔がつくれない。

 

 

また、頑張ろうと思う。明日は、本間先生との講演会。

そして、7月は喜多悦子先生とのweb講演会ができるかもしれない。できたら本当に嬉しい。國井修先生ともできたらめちゃくちゃ嬉しいな・・・なんて。

 

 

 

来て頂いた方々、川原先生をはじめとしたNPOロシナンテスのスタッフの皆様、本当にありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

まとめ:

川原先生、健康に気をつけて、これからもたくさんの人の憧れになって、色々な人に光を照らしてください。

f:id:kotahada:20170704200935j:plain

 


(2015年の熊本大学での講演会、はじめて出会った日)

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

日本の最果ての島に、5000枚のマスクが届きました。

 

 

f:id:kotahada:20200618194654j:plain

f:id:kotahada:20200618194718j:plain



f:id:kotahada:20200618194745j:plain

 

f:id:kotahada:20200618194834j:plain

 

僕は、以前短期間だけど、与那国島で大尊敬している先生と一緒に、働かせてもらった事があった。

 

整形内科のエコー、病歴や身体診察について、本当にたくさん学ばせて頂いた。

 

あの時の日々が、今の臨床の下地になっていて、スタッフの方々、島民の方々に感謝しかない。

 

ある時、指導医の先生に、「ご飯どこで食べているの?」と聞かれて

「島民の方にご馳走になっています。」となんとも、よくか分からない会話をさせて頂いたことも、なんだか懐かしい。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200618195327j:plain

 

 

与那国島は日本の最西端にある。船も週1~2回しか来ないので、新鮮な野菜を買うのも難しい。

 

薬局もなく、医療資源も十分でなく、マスクが不足して、それがあってこのプロジェクトをはじめた。

 

あとは、お世話になった方々に、恩返しをしたかった。

 

 

f:id:kotahada:20200618195554j:plain

 

与那国島にいる馬。ポニーぐらいのサイズで、日本最小の馬?だったはず)

 

 

 

その他にも、たくさんのご施設から、コメントを頂いております。本当にありがとうございます。

 

 

NPO法人 あおぞら様
NPO法人 Needs様

那覇さん
この度、当社へマスクの提供ありがとうございました。介護施設では日々、利用者様に満足いけるサービスを目指している中で、どうしても密接は避けれないな状況です。コロナウイルスの第二波、第三波に備える意味でも、今回のマスク提供は大変感謝しています。ありがとうございました。


株式会社 美乃輪企画 
施設長 島袋琢也様

 

f:id:kotahada:20200618195758j:plain

NPO法人あおぞら様
NPO法人Needs様

先日はマスクの贈呈ありがとうございました。
私たち介護施設は、サ高住とデイサービスを運営させていただいています。
春先頃から、メディアでも大きく取り上げられている新型コロナウイルス感染予防対策として、
手指消毒・手洗いの強化、マスクの着用、外部からの面会制限、一定の距離間を置くなど、
対策を練って、感染予防に努めてまいりました。また世論も感染予防に気を引き締める良い
傾向になりました。しかしそれに比例して、備品不足が深刻になり、サージカルマスクを洗濯したり、
数日着用するなど、数ヶ月前では考えられない現象が起こっています。沖縄では5月から新たな
感染者はいない日々が続いていますが、経済活動がすすむにつれて、第2波の心配も大きく
なってきている現状です。今回、贈呈していただいたマスクを活用し、感染しない・させない
環境づくりに励んでいきたいと思います。
ありがとうございました。

あかみち薬局グループ介護施設部門統括責任者/饒平名 知也様

 

f:id:kotahada:20200618200135j:plain

 

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた頃、当院では患者さんや来院された方がマスクを持っていらっしゃらない時に、感染防止のためにマスクの着用をお願いしているにも関わらず、病院側からマスクを提供することができませんでした。マスクの供給不足が原因です。マスクの供給不足は病院だけの問題ではなく、一般の市民も同じ問題を抱えていました。私たちはマスクを持っていない方にマスクをしてもらうために、職員がリードと輪ゴムでマスクを手作りしていました。また、事務職員も院内ではマスクの着用をしなければいけないのに、マスクを病院が準備できないため自分で購入して着けていただいていました。
手作りマスクは、輪ゴムで耳が圧迫されたり、マスクをうまく着けることができずに介助が必要であったり大変でしたが、この度NPO法人あおぞらさんとNPO法人地域医療連繋団体.Needsさんのご厚意により提供していただいたマスクのおかげで、患者さんの手作りマスクによる不快感はなくなり、また、職員の業務削減、着用介助時に密接する不安が解消されました。
緊急事態宣言が解除され、来院される方がマスクを着用していないことも増えてきました。市中での感染の報告数は少ないですが、今後も新型コロナウイルスによる感染を起こさないわけではないので患者さん、来院される方、病院職員の安全を守るためにマスクの着用は大切だと思います。提供していただいたマスクを大切に使わせていただきたいと思います。
「20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト」に感謝。。

社会福祉法人聖霊会 聖霊病院
感染対策室 感染管理認定看護師 鈴木 京子

 

f:id:kotahada:20200618200218j:plain

 


f:id:kotahada:20200618200307j:plain

なんだか、素敵な写真もありがとうございます。

 

 

頑張ったとしても、結果がでない時もある。

 

結果というのは、タイミングや時代の流れや、運や色々なものがきっと複合している。

 

結果がでなくても

 

 

それでも、頑張ること、今できることを全力でする事さえ、できれば後悔はきっとしない。

 

 

後悔をする時は、いつも頑張らなかった時だ。

 

 

今できる事を、全力でやろう。それさえできれば、たとえ結果がでなくても

 

 

きっと、今と未来の自分を幸せにしてくれる。

 

 

今できる事をやろう。嘆くのは、愚痴をいうのは、その後だ。

 

 

f:id:kotahada:20200618200239j:plain

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

行動を起こす、たった一つの言葉と、京都芸術大学副学長とのweb講演会。

 

 

f:id:kotahada:20200617202425p:plain


最近、京都芸術大学の副学長の本間先生という方と、最近お知り合いになった。

 

peatix.com

教育学を提唱されていて、お会いした時に、最終学歴じゃなく、最終学習歴が大事なんだよとおっしゃっていた。

 

 

これまで、自分の事で精一杯で、自分が誰かを教育するなんておこがましいと思っていた。

 

 

講演会も告知や営業なんて全くせず、依頼があった時だけ行ってきた。

 

 

f:id:kotahada:20191219093112j:plain

 

 

それでも、最近、色々な活動を通して、誰かに何かを伝えることが、社会を、世の中を変える意味で、最もコストパフォーマンスが良いじゃないかと思う様になった。

 

f:id:kotahada:20200617202446p:plain

 

 

 

国際協力の話でいえば、そもそも学生の方は、圧倒的に知らない事が多い、それを知ってもらう事で、夢や目標の「選択肢」に入ることがある。

 

手前みそで大変恐縮だけれど、自分の本や映画、講演会で行動を起こしてくれた方を、連絡くれた方がいた。

 

 

 

 

新型コロナで大変な学生さんや、子ども達を応援しようと、体系的に授業を行うために、ある会社と連携して、ワークショップ形式の授業を行う事になった。

三田国際学園高等部というところで、7月から授業が始まる。

mietaplus.com

 

f:id:kotahada:20200617202332p:plain

 

ワークシートや自分が授業なんて、少し恥ずかしい気がするけれど。

 

 

 

 

本間先生のセッションに以前、参加する事があった。

 

先生は、よく対話されている方に、笑顔でおっしゃっていた

 

「それ、いつやるの?」

 

 

 

やりたい事があった時に、大事な事は、未完成でもいいから動き出してしまう事だ。

 

 

やる事をきめて、期限を決めて、もう、えいっとやってしまうこと。

 

むちゃくちゃ当たり前だけど、最近忘れがちになっていた。

 

 

やりたいことを、いつ、やろう?

 

あとにしたって、仮に状況がよくなっても、初回にだせるクオリティーなんて限られている。

 

勇気をだして、やってみること。

 

やりたいこと、楽しいことを

 

「いつ、やろう?」

 

本間先生から、学べたらいい。そして、そのチップスをみんなに共有できたら思います。

 

f:id:kotahada:20200617204128p:plain

 

 

 

僕が、こんな学校でこんな講演なんて、はじめたのも、やっぱり中村哲先生の事がある。

世間では、もう忘れているのかもしれないけれど。

たくさん、すごい若者たちがいる。

 

だからこそ、何かを残しておきたいと思う。

 

やりたい事があるのなら

 

 

それを、いつまでにやろう?

 

きっと、その質問は、自分の夢や目標を加速させてくれる様な気がする。

 

f:id:kotahada:20191219093119j:plain

 

 

 

 

まとめ: 2021年6月までに、1万人の学生たち、子ども達に夢の選択肢を増やす授業をする。

 

 

 

 

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

タンザニアの首相が訪れ、5万人の命を守る病院が開院しました。

 

f:id:kotahada:20200615101648j:plain

 

 

世界の妊産婦死亡は、1990年の約52万3,000人から、改善はみられたが、2013年に約28万9,000人の方が未だに亡くなっている。

https://www.who.int/reproductivehealth/publications/monitoring/maternal-mortality-2013/en/

 

 

その原因は、妊娠する前から患っていた病気(糖尿病、マラリアHIV、肥満など)が、28%、出血多27%、妊娠高血圧症14%、感染症11%、停止分娩やその他の直接的な原因9%
中絶による合併症8%、塞栓症3%となっている。

https://www.thelancet.com/journals/langlo/article/PIIS2214-109X(14)70227-X/fulltext

 

 

そもそも、妊産婦死亡自体が、途上国では自宅分娩の習慣などもあり、全例把握できていない。

 

 

妊産婦死亡の98%は、発展途上国でおこなっている。

 

妊産婦死亡を改善するためには、産前、産中、産後の連続した支援が必要で、児童結婚、貧困、女性の地位向上など、医療以外にも必要なことはたくさんある。

 

 

それでも、基本的な医療さえあれば、大部分のお母さんや赤ちゃんの命は救うことができる。

 

 

 

f:id:kotahada:20200615193106j:plain

 

 

 

新病院を建設予定地を視察する時に、ある男の子に出会った。

 

 

男の子が2歳の時に、妊娠高血圧により痙攣で、お母さんを亡くした。

 

 

近くに、病院がなく、お母さんは産前健診をうけていなかった。

 

痙攣が、おきた時も、近くに病院がなかった。

 

 

タンザニアは、妊産婦死亡率が524人/10万(UNICEF 2017)と日本の100倍近くある。

 

f:id:kotahada:20200615193922j:plain

お母さんがなくなった時、ご遺体をみて、お母さん起きてと、この子はたたいたそうだ。

 

 

2019年11月で4歳になっていて、お母さんは今遠くにいでかけていると祖母が説明をしている。

 

亡くなった方のお母さんも、泣いていた。

 

 

自分の母親や、娘を失う気分はどんなものだろうか。

 

あの時、泣いている人をみて、男の子をみながら、そんなことを思った。

 

 

f:id:kotahada:20200615195106j:plain

 

なんで行動したのかと言われても

こればっかりは、あんまり科学的じゃない。

結局のところ、泣いている人がいて、涙をとめなかった。救える命を救いたかった。

 

 

 

2年間、必死で活動して、建設費、現地の啓発活動、医療教育支援、医療機材支援を、現地政府、住民、国際NGOワールドビジョン、NPO法人あおぞらが連携して、本当に一体となって、プロジェクトがすすんでいった。

 

 

 

医療機材支援について、クラウドファンディングでは本当にたくさんの方にお世話になった。

 

f:id:kotahada:20200615200425j:plain

 

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200615200440j:plain

 

f:id:kotahada:20200615200444j:plain

(写真提供 国際NGOワールドビジョン様)

 

 

 

色々あったけれど、2020年3月4日、建設した病院をタンザニアの首相が訪問し、一部サービス(マラリアの簡易血液検、栄養不良児のケア -駆虫剤の提供) を開始しています。

 

今後も、Assistant Medical officer、2 enrolled nurses、1 assistance nurse、1 nurse attendantを 配属予定です。

 

徐々に、産前・産後検診・マラリア検査と治療薬・予防接種・五歳未満児の成長モニタリング・ 通常分娩介助・基礎的な新生児ケア・産後ケア・HIV/エイズ母子感染予防・家族計画 カウンセリング・軽い怪我の治療・風邪薬の処方などを開始していく予定です。

 

f:id:kotahada:20200615200257j:plain

 

f:id:kotahada:20200615200241j:plain

f:id:kotahada:20200615200431j:plain

(写真提供 国際NGOワールドビジョン)

 

それでも、まだまだ、整備しなきゃいけないものがある。

 

色々あったのにな。

マサイの村にも視察にいった。

会合で、僕が英語のつたないから、みんなにとめられた。

僕が政府は何もしてくれないのですか?と聞いた時に、政府は本気になったという。

ちょっとした言い合いになったこともあった。

住民負担もあって、住民は、葉田は政府の味方かと言われることもあった。

 

クラウドファンディングも大変だったけれど、それと同じぐらいコメントがうれしかった。

 

f:id:kotahada:20200615201853j:plain



 

 

NPOって、どうやってつくんだろう、1000万円クラウドファンディングって、どうやるんだろう、本って、どうやって出版するんだっけ、医療教育ってどうすればいいんだろう、どうやって病院がない地域に病院をたてるのだろう、どうすれば、妊産婦の命を救えるのだろう、どうすればNPOって運営するのだろう、どうすれば、現地と一緒にできるだろう、コロナで大変な時に何ができるだろう、

 

ひとつずつ、ひとつずつ、120個ぐらいの扉を、みんなの力で開けてきた。

 

 

120個の扉をあけて、見えたのは、もっと大きなヤマだった。

 

f:id:kotahada:20200615202528j:plain

 

現地の貧困、医療人材、児童結婚等。

 

一瞬、絶望しそうになった。

 

 

 

人の命を救う、健康を守るってのは、そんな簡単なものじゃない。とやっぱり思い知らされた。

 

 

 

だからこそ、連携する事が大切で、自分がを疑う事が大切で、日々精進するしかない。

しんどいけれど、その先には、まだたくさんの笑顔がきっと待っている。


そして、その笑顔は、僕にいつもとても幸せな気持ちをくれる。

自分のためにも、誰かのためにも、まだまだ走り続けたい。

 

 

 


産科棟と手術棟につながる浄化槽と雨水浸透ます、 胎盤処理施設の建設を行い、近日中に、医療サービスを拡充していく予定です。

 

 

 

昨日のクラウドファンディングの講演会もありがとうございます。産婦人科の先生方、小児科の先生方、ご支援者の方々にお会いできて、本当に緊張したけれど、嬉しかったです。恐縮ですが、今できる事は、できた気がします。色々お見苦しいところもありましたが、ご容赦頂けると幸いです。

 

f:id:kotahada:20200615205042j:plain

f:id:kotahada:20200615205051j:plain

ご参加頂けなかった方には、動画でお送りいたします。

f:id:kotahada:20200615203757j:plain

 

f:id:kotahada:20200615204119j:plain

(写真提供国際NGOワールドビジョン様)


 

 

f:id:kotahada:20200615204625j:plain

 

 

頑張ってみんなで走った。ついたと思ったら、もっと長い道があった。

休む間なんてなく、また走ります。

また、やっぱり、たくさんの人の笑顔をみたいと思うから。

それより、自分をワクワクさせてくれることは、今のところないから。

また、頑張ろうと思います。

 

f:id:kotahada:20200520192455j:plain

 

 

まとめ:高い壁は超えられるものしか、きっと、やってこない。

    一人で超えるのではなく、みんなで超える。

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

5万人の命を守るタンザニア新病院の報告会と、社会を変えるために必要な2つのこと。

readyfor.jp

 

 

 

明日、新型コロナで、延期になっていた、5万人の命を守るタンザニア新病院プロジェクトの報告会を開催させて頂きます。

 

 

650人の方に12,759,000円のご支援を頂きました。

 

リツイートやシェアをして頂いた方々、応援して下さったすべての方々、本当にありがとうございました。

 


 

f:id:kotahada:20191211134743j:plain

 

f:id:kotahada:20200613194151j:plain

 

 

あんまり、詳細をかけてなくて、申し訳ないんだけれど、必死に行動を起こしてから、4年もかかった。

 

 

f:id:kotahada:20200613194126j:plain

f:id:kotahada:20200613194133j:plain

 

 

どうして、この4年行動していたかというと、クラウドファンディングも書かせてもらった様に、ただ単純に、目の前で、家族を亡くし泣いている人がいるからだ。

 

f:id:kotahada:20191002211042j:plain

 

f:id:kotahada:20191211121001j:plain

そして、その命を救う方法を、ある程度、科学的にわかっているからだ。

 

朝4時に起きて、なんで、こんなことしているだろうと思うときもあった。

 

お金をもらえるなんて訳もなく、逆に自分のお金は減っていく

 

やっても結果がでず、やめようかなと思った夜は何度もあった。

 

 

 

 

もう一度、頑張ろうと思うとき、それはいつも、

 

「あ人のために頑張ろう」

 

と思ったときだった。

 

 

眠い目をこする時

 

もう辞めようとと思う時

 

なんで総合診療医が母子保健をやっているのだろうと疑問に思う時

 

 

そんな時超えるのは、

 

 

いつも、きれいごとだった。

 

 

 

f:id:kotahada:20200520192455j:plain


 

 
最近、タンザニアラオスカンボジア、日本で地域に働かせて頂いて
 
少しだけ分かったことがある。
 
 
 
社会を変える、世界を変える、まぁもっと軽薄な感じでいえば、大きなことをする時
 
 
必ず必要なことが、1つだけあると最近思う。
 
それは
 
「目の前の人を救うこと」
 
 
それがなければ、全てがはじまらない。
 
 
目の前の人がいなければ、
 
「どんな人に、たいして、自分は、何をしたかったか」
 
それがなければ、どれだけメディアにでても、大きなことをしたとしても意味がないし。きっと、それは本当の意味で、社会を変えることにならない。
 
 
 

f:id:kotahada:20191221121553j:plain

 
そして、もう一つ分かったことがある。
 
それは
 
「目の前の人を救う。」ことは
 
 
とっても難しいってことだ。
 
 
国際協力でも、日本での実臨床でも救った気になることはできるかもしれない。
 
 
 
 

f:id:kotahada:20191222235631j:plain

 
 
持続可能性、オーナーシップ、政府、各団体との連携、本当の意味で、人の命を救うには本当に難しい。
 
そして、本当の意味で、タンザニアのクエディモマの方々を救っている訳ではないかもしれない。
 

f:id:kotahada:20191222234905j:plain

 
社会を変えたい。
 
 
そんな大きな思いをもし、もっていて、実現するために、必要なことはきっと2つだけだ。
 
 
 
目の前の人を救うこと、そしてそれを伝えること。
 
 
それだけでいい様な気がするし、むしろ、それだけがいい気がする。
 
 
社会を変えようとするから、大きなことができるんじゃなく
 
 
目の前の人に何かをしたいと思うからこそ、社会や大きなことができるんだと思う。
 
 
明日はどうぞ、よろしくお願いいたします。

f:id:kotahada:20200613194111j:plain

f:id:kotahada:20191223001750j:plain

f:id:kotahada:20200520194851j:plain

 

 

まとめ:目の前の人に何かをすること。それを伝えること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

一般マスク、医療用マスク15万枚を今週、全国52施設に配布させて頂きます。

f:id:kotahada:20200611164129j:plain

 

よく国際協力をしていると、言われる。

 

「なぜ、日本じゃなくて、海外の人に支援するのですか?」

 

 

回答は、おそらくたくさんあるのかもしれない。

 

 

 

「もちろん日本も大変だけれど」、という枕詞をつけた後に

 

「世界は、きれいな水を飲めない人もいて、日本では救える病気で亡くなっている人がたくさんいるから。」
「国際協調が大事な時代で、日本のために、他国と良好な関係を築くため。」

国境なき医師団に憧れ、元々、国際協力をやりたかったから。」

 

 

f:id:kotahada:20200611164144j:plain

 


でも、質問をして下さった方の年齢に関わらず、言える回答がいつも、一つだけあります。

 

 

「目の前で苦しんでいる人が、たまたま海外の人だったんです。それが国内だったなら、僕は国内で活動していました。」

 

この発言を僕は、大学生の時からおそらく10年以上言い続けてきた。

 

自分自身も、日本の地域医療に、本当に微力ですが貢献したいと、医師として従事させて頂いた。

 

そして、新型コロナウイルスの蔓延で、まさに苦しんでいる目の前の方が、日本の方々になった。

医師として、離島で短期間ですが働いていた事があった。

救急患者さんが来られた時の、搬送先は石垣島だった。

急性喉頭蓋炎、閉塞性化膿性胆管炎、重度の肺炎、大腿骨頸部骨折、頭蓋内出血等、重症例の方がこられた時に、いつも石垣島に搬送し、先生方に対応して頂いた。

 

 

そして、新型コロナウイルスが流行しはじめた頃に、石垣島でも新型コロナウイルスの感染者がでたというニュースを見た。

 

www.ryoko-net.co.jp

 

f:id:kotahada:20200611170350j:plain

f:id:kotahada:20200611170403j:plain



嘘っぽく聞こえるかもしれないけれど、自分がお世話になった島民の方々の顔がうかんだ。

 

 

そして、島民の方々だけではなく、介護現場等を含めた日本の医療関係者の方々、妊婦さん、これまで地域医療でお世話になった方々がうかんだ。

 

 

 

「目の前で苦しんでいる人が、たまたま海外の人だったんです。それが国内だったなら、僕は国内で活動していました。」

f:id:kotahada:20200611170429j:plain

 


大小に関わらず、行動する時は今以外ないじゃないかと思い、なりふり構わず行動を起こした。

 

そして、色々な事があったけれど、今回の20万枚のマスクを「あのひとに」とどけるプロジェクトがスタートした。

 

奔走し、プロジェクトの大枠が決まってから、この想いをどうすれば、伝えられるか、広められるか、マスクをどのように配布すれば一番貢献できるか等の、実務的な内容は嶋岡先生をはじめとして、あおぞらのメンバーがにやって頂いた。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200611171032j:plain

f:id:kotahada:20200611171048j:plain

f:id:kotahada:20200611171055j:plain

 

f:id:kotahada:20200611171121j:plain

f:id:kotahada:20200611171128j:plain

f:id:kotahada:20200611171134j:plain

 

20万枚の一般マスク、医療用マスクを全国各地の52の施設・団体を通しての配布となりました。

【配布先一覧】
十勝いけだ地域医療センター(北海道)
札幌市産科婦人科医会(北海道)
苫小牧市民病院(北海道)
六ケ所村地域家庭医療センター(青森)
宮城県立こども病院(産科)(宮城)
医療法人 慈久会 谷病院(福島)
東京女子医大八千代医療センター(千葉)
医療法人健尚会 幕張本郷ナーサリー(千葉)
東京ベイ市川浦安医療センター(千葉)
神奈川県立こども医療センター 新生児科(神奈川)
在日ラオス人学生ネットワーク(神奈川)
横浜市立大学附属市民医療センター総合周産期母子医療センター(神奈川)
医療法人社団 星野会 つむぎの郷(栃木)
NPO星野 つぼみキンダーガーテン(栃木)
さいたま市立病院(埼玉)
賛育会病院(東京)
練馬光が丘病院(東京)
東京慈恵会医科大学救急医学講座(東京)
多摩総合医療センター(東京)
東京女子医科大学総合母子医療センター新生児医学科(東京)
聖隷浜松病院 総合周産期母子医療センター(静岡)
順天堂大学医学部附属静岡病院(静岡)
市立恵那病院(岐阜)
社会福祉法人 いぶき福祉会(岐阜)
岐阜県総合医療センター(岐阜)
南生協病院(愛知)
豊橋市民病院・豊橋市消防本部(愛知)
社会福祉法人 聖霊会 聖霊病院(愛知)
医療法人三九会 三九朗病院(愛知)
ナーシングホーム 美空あま(愛知)
志摩市民病院(三重)
尾鷲総合病院(三重)
発達クリニック ぱすてる 小児科(新潟)
大阪大学医学部附属病院(大阪)
淀川キリスト教病院(大阪)
御所南リハビリテーションクリニックと関連施設(京都)
社会福祉法人 特別養護老人ホーム 京都八勝館(京都)
ニューワンズ株式会社(滋賀)
島根大学附属病院(島根)
グループホーム暖簾(香川)
株式会社 おかげ(香川)
特別養護老人ホーム 玉藻荘(香川)
サービス付き高齢者住宅 瀬戸雅(香川)
NPO法人 にこり(福岡)
社会福祉法人 もやい聖友会(福岡)
特別養護老人ホーム サポートセンター門司(福岡)
社会福祉法人 援助会 聖ヨゼフの園(福岡)
産業医科大学病院(福岡)
九州病院(福岡)
八幡厚生病院(福岡)
川原尚行(北九州市保健所 新型コロナウイルス感染症対策専門官)
独立行政法人国立病院機構 佐賀病院(佐賀)
(株)古閑グリーンプラン(熊本)
デイサービス美里(沖縄)
与那国町診療所(沖縄)

 

f:id:kotahada:20200611171141j:plain

人を幸せにするのは、僕なんかでは難しい。

 

でも、人の不幸を減らす事には貢献できるかもしれない。

 

 

私はとっても幸せです、みたいな人には、医療の出番は、ほとんどないかもしれない。

 

でも、人が苦しんでいる時、泣いている時、困っている時に、医療はあるのだと思う。

 

だからこそ、みんな頑張っているだと思う。

 

若輩者なのに、大それたことを書いてしまった。

 

苦しんでいる人がいるからこそ、頑張っているからこそ、自分ができる事で、貢献したい。

 

なんだか、少し悔しい気もするけれど、これが今の限界に近いです。

 

自分なんか、行動しても何も変わらない。

その言葉は、行動してから、言いたい。

後悔しない様に、やりきりたいと思う。

 

 
 

第二波に襲われた北九州にも寄付させて頂きました。

 

f:id:kotahada:20200611171116j:plain

 

ご協力頂きました、すべての皆様ありがとうございます。

 

 

f:id:kotahada:20200611174047j:plain

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

お世話になった方が亡くなったことと、この世界に何かを残すこと。

 

f:id:kotahada:20200610102711j:plain



 

NPOの立ち上げ、いや立ち上げ前からお世話になった方が、亡くなった。

一週間前にその悲報を聞いた時、自分の中で時が止まった。

70歳前後だったその方が、突然亡くなることは、まったく予想していなかった。

いつも、僕たちの活動を応援してくれていた。

 

 

f:id:kotahada:20200610102647j:plain

メディアにでたり、結果がでているときは、たくさんの人が来てくれる。

それはそれで有難いけれど、でもやっぱり、何もないときから、見返りなしに応援して

くれた恩義は忘れられない。

 

f:id:kotahada:20200610102751j:plain

 

この気持ちはいつか、薄まってしまうから、書き残しておくことにした。

いつも、僕は忘れる。

悲しいことも、大切だったことも。

 

 

僕は、今まで三冊の本をだした。

f:id:kotahada:20200610111234j:plain

f:id:kotahada:20200610111238j:plain

f:id:kotahada:20200610111243j:plain

 

今みると、その三冊の本は、今の自分にとって、笑っちゃうぐらいのことが書いてある。

恥ずかしくて、読めない時もある。

 

 

それでも、僕はよかったなと思う。あの時の感情は、あの年代にしか、書けなかっただろうから。


その方が亡くなったことを受けて、その時に思った事を残しておこうと思った。

 

f:id:kotahada:20200520194851j:plain

 


また、今年本をだしたいと思う。

 

 

二冊考えているのがあって、

 

一冊は、新型コロナを受けて、色々迷っている人に書きたい。

 

それはきっと、少なからず、僕や僕の周りにも言える。

 

 

だから、webの講演会をすることにした。

 

 

自分が話すんじゃなくて、僕が尊敬している方々を呼ぶことにした。

 

 

peatix.com

 

 

教えるんじゃなくて、教えてもらうことにした。

 

教えてもらったことを、色々な人にシェアさせてもらうことにした。

 

 

f:id:kotahada:20200511174003j:plain

 

 

 


一人目のゲストは、20代最後の時、最も影響を受けた方だ。

川原尚行先生。

闘牛の様な人だ。エンジンがこの人とは、違う気がする。

国際協力では、川原先生やグローバルファンドの國井先生や、ジャパンハートの吉岡先

生は同じ世代の方なんだけど、全員パッションがすごすぎる。

 

 

「ただ目の前の人を、何も考えずに救おうとする」

そこに、きっと、普通の人なら数秒考えるけれど、川原先生は、コンマ何秒もなく飛び込む。

それが、僕の最も尊敬している点です。

一回、お酒一緒に飲んだら、人生史上最高に飲んだ。ひどい二日酔いになった。

 

f:id:kotahada:20200610112421j:plain


 

 

 

 

 


何でもいいから、今考えていることを残そう

それは、誰かの一歩をすすめたり、誰かの夜の涙をとめたり、誰かの死にたい瞬間をもしかしたら、止められるかもしれない。

 

本当はね、本でも、医療でも、国際協力でも、僕は何でもいいんだと思う。

それで、人が笑ってくれるなら。


何かを残そう。

 

 

 

web講演会でもたくさんの方にお世話になりました、いつも本当にありがとうございます。

 

 

ブログも頑張って、書いていきますね。

 

f:id:kotahada:20200610113540j:plain

 

 

 

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 

 
僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

 (初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

 


NPO法人あおぞら

npoaozora.org

ホームページ更新いたしました。カンボジアラオスタンザニアで母子の命を守るため、マンスリーサポーター募集中です。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain

 

やりたい事が分からないのですが、どうしたらいいですか?と質問をしてくれた方へ。

f:id:kotahada:20191222231357j:plain

 

 

「やりたい事が分からないんですけど、どうしたらいいですか?」


と質問を受ける事がある。

 

多分講演で20回近くは聞いたと思う。

 

f:id:kotahada:20191219093119j:plain

 

 

 あんまり、うまく答えられた記憶がないので、

頑張って答えてみようと思う。

 

本にも書かせて、もらったけれど、映画化の後に、行政機関にいきたいのか、NPOをやりたいのか、はたまた本を書きたかったかのか。よく分からなかった。

 

「すごいね!」と言われるたびに、自分でも、自分の本当にやりたい事が

よく分からなくなったことがあった。

 

 

f:id:kotahada:20191223001020j:plain

 

ちょっと偉そうで恐縮ですが、僕なりの答えをこっそりここに書いておきますね。

 

遅くなってすみません。

 

色々迷って、僕が実際に本当に良かったことしか、書いていません。

 

f:id:kotahada:20191219093112j:plain

 

 

1. 自分が小さかった時の夢が思い出してみる。

 

たまに自己啓発の本で

「生活に困らないぐらいのお金があったとしても、したい事は何ですか?」と書いてある事がある。

きっと、お金があってもやりたい事=本当にやりたい事なんだろうと思う

 

そんなお金も周囲も気にせず、やりたい事を探せた時、それはおそらく幼稚園~中学の時に思い描いた夢にヒントがあるかもしれない。

 

小さい時に自分が思い描いた夢や、やりたかった事を思い出してみるのもいいかもしれない。

 

僕の小さい頃の夢は、恥ずかしいけれど、医者になった国内外でも僻地の方に医療を届けたい。だった。

 

 

2.   得意なこと、これまでの人生でうまくいった事を思い出してみる。

 

そもそも悩み出すと、負のスパイラルにはまる。

隣の芝生は青く見えて、自分なんていいところ、何もないんじゃないかとドンドン

自信を失っていく。自信をなくすと、毎日の行動範囲をせばめていく。

 

自分が得意なこと、これまででうまくいった事、全然すごいと思っていないのに「すごいね!」と言われたことを思い出してるものもいいもしれない。

 

得意なこと、うまくいったことに、やりたい事が隠れていることもある。

 

僕がうまくいったのは、いつも誰かのために行動した時、そして本を書いた時、自分が得意なことに集中して誰かと一緒に行動を起こした時だった。

 

 

 

3. 友人に、何でもいいから、やりたい事について話してみる。

 

そもそも、自分の考えがぐちゃぐちゃで、自分ですら、自分の事がよく分かっていない時に大切な事は、

「自分が今、何を考えているかを知ること」

だと思う。

 

今考えれば当たり前な事も、話す事で整理された。

NPOの立ち上げから、一緒に活動している近藤に話をするといつも、自分の頭の中がすっきりした。

近藤が話を聞くのがうますぎるというのもあるかしれないけれど・・・

 

「甲太は、そんな風に考えているんだね。」

 

えっ、俺って、そんな風に考えていたの?と気づく事が多々あった。

 

なんか、書いてて嫌になってきた・・・色々悩んでたのです、はい。

 

 

4. 憧れる人に会いにいってみる。

基本スピリチュアルは読まないけれど、エネルギーをもらえる。

やりたい事をやっている人の側にいると、影響を受けて、自然とやりたい気持ちがでて

きて、やりたい事がみつかる事がある。

エナジードリンクがとりあえず、チャージされる。

これまた、本でも書いたけれど、僕は6年前にスーダンに行ったことがとても大きかった。

そこで、NPOロシナンテスの川原先生に、めちゃめちゃパワーをもらった。

川原先生のパワーがすごいっていうのもあるかもしれないけれど。

國井先生にもパワーを頂いた。

直接会えなくても、講演会や本でもいいかもしれない。

 

憧れるという事は、自分がやりたいことと、オーバーラップしていることがある。

憧れの人に触れよう。それだけで、いろいろ大切な事を思い出せる。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20191216114945j:plain


 

「やりたい事が分からない」

 

色々迷って迷って、友達がうらやましく見えて、1日がすぎ去って後悔して

明日また頑張ろうと思って、同じ様な1日になってしまって。

 色々と凹んで。

 

f:id:kotahada:20191217202012j:plain

 

 


でも、シンプルに僕は、小学生~中学生の夢が、自分が本当にやりたい事なんじゃかなと思います。


それを仕事としてやるか、また趣味としてやるか、どんな風にやるかは別として。


やりたい事をやる人生はきっと、仕事を、人間関係を、豊かにしてくれる。

 

 

 

 

f:id:kotahada:20191214214559j:plain

 

 

まとめ:自分らしく。

    小さかった頃のことを、思い出す。

 

 

 

「僕たちはヒーローになれなかった。」

 

f:id:kotahada:20191119201409j:plain

 

 

向井理さん推薦!


~献身(ボランティア)とは何か
愚直に自分と向き合う医師の現在進行形の物語~

 

 

f:id:kotahada:20191205233621j:plain

 

 

映画化以降の8年間の苦悩、悔しさ、涙、仲間の大切さ、出会い、自分の幸せ、収入やキャリア、夢や目標の叶え方、なぜ僕たちは働いているのか?色々なものを詰め込みました。

 


僕たちはヒーローになれなかった。

けれど

みんなと一緒になら、目の前の命を救うことができる。



NPO法人あおぞらを通じて、印税をカンボジアの手洗い場建設等に使わせていただきます。

 

f:id:kotahada:20200511113112j:plain

(初版の印税で一つ目の手洗い場を2020年4月に建設させて頂きました。)

 

 

総合診療医  NPO法人あおぞら 理事長
葉田甲太

 

 

 

f:id:kotahada:20200509135914j:plain